フェラーリ本社の”お隣さん”ハース、新拠点が今年の走りに好影響「マシンにも表れている」とマグヌッセン
ケビン・マグヌッセンは、フェラーリのファクトリーがあるイタリア・マラネロに建設されたハースの新拠点の好影響は「マシンにも表れている」と語っている。
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
ハースは、2020年末からイタリア・マラネロにあるフェラーリの本社に「ハース・ハブ」と呼ばれる新社屋を建設。ケビン・マグヌッセンは、彼がチームを離れていた時期に設置されたこの施設がチームやマシンにも「良い変化」をもたらしていると考えている。
フェラーリのパワーユニットカスタマーチームであるハースは、レギュレーションで認められているパーツをフェラーリから全て購入し、ここまでF1を戦ってきた。
近年さらにハースはフェラーリとの繋がりを強め、多くの人材がハースに合流。フェラーリのシャシーエンジニアリング・チーフを務めたシモーネ・レスタが、ハースのテクニカルディレクターとしてシャシー部門を率いている。そしてハース・ハブの建設により、フェラーリとの関係はより緊密なモノとなった。
こうした動きは、2022年のハース躍進の一因になっていると考えられている。2020年と2021年にわずか3ポイントしか獲得できなかったチームが、今シーズンは既に15ポイントを獲得しており、予選では時折上位グループに食い込む走りを見せつけることもある。
Kevin Magnussen, Haas F1 Team
Photo by: Carl Bingham / Motorsport Images
突如勢いを増したハースが脅威となるライバル勢は、その密接な関係に疑問を呈していたが、FIAは2チーム間の繋がりについて不正が行なわれていないか調査を行ない、その潔白が証明された。
マグヌッセンは、新拠点の建設によりチーム内の異なる部門がより密接に連携し、マシン開発の速度を向上できていると考えている。
「チームにとっては、良い変化だった」とマグヌッセンは新拠点について語った。
「僕が離れていた間に、彼らは移転したんだ。マラネロではより大きなグループとなり、異なる部門間のコミュニケーション向上に役立っていると思う。お互いに話ができるようになったんだ」
「僕らのチームは、これまでずっと世界中に散らばっていた。アメリカ、そしてイタリアに2ヵ所とイギリスに1ヵ所とバラバラだったんだ。コミュニケーションという点では、相手のデスクに行って話をした方が楽だと思う」
「だから良くなっていると思うし、成長もしている。人が増えて、いい感じになっている。もちろん、マシンにもそれが表れている。ハースが目指している”良い場所”になっている」
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