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アメリカ人F1ドライバー、久々の誕生なるか? マリオ・アンドレッティが新鋭ハータを猛プッシュ

マリオ・アンドレッティは、現在インディカーで活躍しているコルトン・ハータに“F1の資質”があると感じており、ハータがF1のトップチームで戦うチャンスを“必死に”探しているという。

Race winner Colton Herta, Andretti Autosport Honda

写真:: Michael L. Levitt / Motorsport Images

 F1は現在、アメリカにおける市場拡大を目指している。先日もハードロックスタジアム周辺を舞台とするマイアミGPを2022年から開催することを発表したばかりだ。

 そんな中、アメリカのレース界のレジェンドであり、1978年のF1ワールドチャンピオンでもあるマリオ・アンドレッティは、アンドレッティ家が運営するインディカーチーム『アンドレッティ・オートスポート』で活躍する若手ドライバー、コルトン・ハータのF1行きをプッシュしているようだ。

 ハータは2019年、F1アメリカGPの舞台でもあるサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行なわれたインディカー・シリーズ第2戦で、インディカー史上最年少となる18歳と11ヵ月25日で優勝。2020年は年間ランキング3位を獲得し、今季も先日行なわれたセントピーターズバーグ戦でポールトゥウインを飾るなど、今最も勢いのある若手ドライバーのひとりと言える。

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 アンドレッティはmotorsport.comのインタビューの中で、アメリカにおいてF1を盛り上げるためにはアメリカ人ドライバーが必要であると主張し、ハータにはF1で戦える資質があると語った。なお、現時点でF1を戦った最後のアメリカ人ドライバーは2015年のアレクサンダー・ロッシで、フル参戦に限れば2006年のスコット・スピードまでさかのぼる(スピードは2007年シーズン途中まで参戦)。

「(1年で)ふたつのF1レースをきちんとした形で開催できる国は、地球上を見渡してもアメリカくらいだろう」とアンドレッティは言う。

「正直、アメリカにおけるF1ファンの規模はあまり大きくないだろう。しかし今後盛り上げていく必要があると思っているし、それに向けて今唯一欠けているのはアメリカ人ドライバーだろう」

「私はコルトンを必死でプッシュしている。コルトンは15歳の頃にイギリスでひとり暮らしをしていた。それ(F1)が目標だったのだ。彼は物静かで控え目で、押しの強い人間ではないが、私は彼にF1の資質があると感じている」

「彼は予選が速い。これは素晴らしいことだ。私は彼が優勝したCOTAとラグナセカでのレースを見たが、彼は戦略や燃費計算ではなく、純粋なスピードでスコット・ディクソンやウィル・パワーを倒したのだ。彼らはスタートから追い回していたが、コルトンはミスをしなかった」

「私はコルトンのことを気に入っている。レース中、私はピットにいるのだが、彼は落ち着いていて冷静だ。そこが気に入っている。彼はあらゆることに適応しているが、それが何よりも重要だと思っている。中にはスリッピーだの、風が強いだのと文句を言う者もいるが、それは皆同じなのだから、それに対応するだけなのだよ!」

「彼は毎回そう(適応)している。そこが良いんだ」

 アンドレッティは、ハータが早急にF1行きを実現させ、上位チームで走ることができれば、アメリカの人々はF1に夢中になるだろうと考えている。その一方で、F1参戦に必要なスーパーライセンスの発給システムには疑問を呈した。

「チャンスのない後方のチームではなく、トップチームにアメリカ人ドライバーが必要だ」とアンドレッティ。

「アメリカ人ドライバーがF1に行って結果を残せば、アメリカはF1に夢中になるだろうね」

「メルセデスはこの国でたくさんの車を販売していて、ここを巨大な市場としている。彼らが彼(ハータ)と何ができるか想像してごらん? テレビの視聴率もアップするだろう。ただそれが1、2年で実現しなければ、彼は若くないドライバーとみなされてしまう」

「彼は21歳で、非常に良い時期だが、今はテストの機会が少なく、ライセンスの制限があることも知っている。それにしても、あのロシアの子(ニキータ・マゼピン)がスーパーライセンスを取って、ここにいるトップレベルのドライバーにはそれが与えられないというのか? 何かが間違っているよ!」

 

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