レッドブルが考えるフェラーリ不振の原因。冷却とセットアップに問題?

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レッドブルが考えるフェラーリ不振の原因。冷却とセットアップに問題?
執筆:
協力: Christian Nimmervoll
2019/03/28 3:07

レッドブルのヘルムート・マルコは、開幕戦でのフェラーリは冷却の問題によってパフォーマンスを抑える必要があったと考えているようだ。

 2019年シーズンの開幕戦、フェラーリは冬季テストでの高い前評判から一転、セバスチャン・ベッテルが4位、シャルル・ルクレールが5位という控えめな結果に耐えることとなった。

 フェラーリはオーストラリアGPでの不甲斐ないパフォーマンスの原因を特定し、“修正”を加えたと話している。

 これに対し、レッドブルのモータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコは、彼らの問題がエンジンに関係のあるモノだと考えているようだ。

「フェラーリのパフォーマンスが予想よりも低かった事は明らかだ。そして、ハースもまたそうだ」と、マルコはmotorsport.comに語った。

「正確には分からない。だが彼らは、冷却の問題によって、パフォーマンスを抑えていただけだと思う」

「ハースもプレシーズンテストでのロングランのペースに比べると、突然遅くなったようだ」

 ベッテルはオーストラリアGP決勝でピットインした後、劇的と言えるほどにそれまでの勢いが無くなっていた。マルコは、そうした新しいタイヤ、そして軟らかめのタイヤでのパフォーマンスの欠如は、セットアップ関連の問題があったからだと指摘している。

「ひとつの兆候はルクレールがハードタイヤを履いた状態で、ミディアムタイヤのベッテルよりも速かったことだ」

 マルコはそう話す。

「これは“何か”が間違っていることを意味している。ベッテルは3周ちょっとを速く走ると、それからペースを落としていた」

「一方で、我々にはタイヤの劣化といった問題は存在しなかったし、限界でさえなかった」

 今シーズン、空力レギュレーションが改定されたことにより、各チームは新たなウイングの形を模索することになった。そしてフェラーリは、レッドブルとメルセデスらとは異なるタイプのフロントウイングを採用している。

 しかしマルコはこうした違いが、路面の凹凸が目立つメルボルンのサーキットへの反応に影響を与えた、という考えを否定している。

「そうした考えは言いすぎだと思っている」

「確かに、フロントウイングは大まかにマシンコンセプトを決定づける物だ」

「だが、フロント部分には同様に役割を果たす物が沢山あるんだ」

「異なるコンセプトがそこにはある。だが、レースペースの面ではバルテリ・ボッタス(メルセデス)は一歩先を進んでいた」

「フェラーリとレッドブルは同じレベルだった」

 また、マルコはフェラーリのパフォーマンスに関する別の要素として、直線でのスピードの優位性を失ったことを指摘している。

 2017年と2018年シーズン、フェラーリはメルセデスの主なライバルだった。そして、昨シーズンはエンジンパフォーマンスに関する疑惑により、FIAの監視下に置かれていた。

「FIAは(フェラーリの疑惑へ)非常に良く対応し、いくつかの抜け穴を塞いだ。あるいは、少なくともそうした物を最小限に抑えたんだ」と、マルコは語る。

「これは、フェラーリが持っていた25〜30%のピークスピードのアドバンテージがもう存在していないことを意味している。そして、それは良いことだ」

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シリーズ F1
チーム フェラーリ 発売中
執筆者 Scott Mitchell
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