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F1レースディレクター、赤旗後のレース再開判断を説明「リスタートをしない理由がなかった」

F1レースディレクターのマイケル・マシは、第6戦アゼルバイジャンGPの決勝レースが残り3周で赤旗が掲示された後、再スタートしない理由はなかったと語った。

The Safety Car Sergio Perez, Red Bull Racing RB16B, and Lewis Hamilton, Mercedes W12

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 F1第6戦アゼルバイジャンGPは、終盤までマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が首位を快走していた。そのまま彼がトップでフィニッシュするかと思われたが、ラスト5周となったメインストレートで左リヤタイヤがバースト。コントロールを失ったフェルスタッペンはマシンをウォールにクラッシュさせてしまい、その場でリタイアとなった。

 このクラッシュでセーフティカーが出動したが、その後赤旗が掲示され、ラスト3周というところでレースが中断された。そしてメインストレートの破片が取り除かれた後、ドライバーたちはフォーメーションラップを実施。グリッドからスタンディングスタートで、2周のスプリントレースを戦った。

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 レース終盤に赤旗が出された場合そのまま再スタートされず、レースが終了となるケースもあるが、F1レースディレクターのマイケル・マシはルール上、残り3周を走りきらない理由はなかったと語った。

「ありがたいことに近年は、レース中断の規定がある」とマシは説明した。

「昔に遡ると、特定の残り距離で赤旗が振られた場合、周回数が2周戻されたりしていた」

「言うまでもなく、レース中断となった要因を考えると、再スタートしないという選択肢もあった。しかし規定の時間内であれば、再開することはできる。再開しない理由はなかったんだ」

 フェルスタッペンのタイヤにトラブルが発生した後、レッドブルのスポーティングディレクターであるジョナサン・ウィートリーが無線でマシに対し、各車がタイヤを交換できるよう、レース中断を提案していたことが明らかになっている。

 マシはウィートリーのメッセージの前から、レースを中断することを考えていたという。メインストレート上のデブリ除去状況を確認するためだ。

「実際、それ(赤旗掲示)はすでに心の中にあったんだ。何を伝えるかという点で、我々は誰にでも平等に接しようとしている」

「あの時点での残り周回数と復旧作業、そしてメインストレートに大量のデブリがあったことを考えると、レースを中断して全てを片付けてからレースを終えるのがベストな選択だと思ったんだ」

Lance Stroll, Aston Martin AMR21, walks away from his car after hitting the wall

Lance Stroll, Aston Martin AMR21, walks away from his car after hitting the wall

Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images

 フェルスタッペンのトラブルは、レース中盤にランス・ストロール(アストンマーチン)が見舞われたトラブルと酷似している。ストロールも全開区間のターン20で突如左リヤタイヤがバーストしたのだ。この時はセーフティカー先導の下レースが続けられ、赤旗は出されなかった。

 マシは、ストロールのクラッシュで発生したデブリを取り除くスペースと時間が十分にあったため、赤旗を出す必要はなかったと説明した。

「言うまでもなく、ランスのアクシデントはレース中盤に発生したものだ。十分な時間と、コースの右側に十分なスペースがあった。そのまま片付けることができると確信していた」

「先程も言ったように、あらゆることを考慮すると(フェルスタッペンのクラッシュについては)ピットストレートの修復と、いたるところに散らばったデブリを適切な時間内に片付けられる確信がなかった」

「だから、そのような状況下ではレースを中断してから再スタートすることが、このスポーツにとって最善の方法だと考えたのだ」

 
 

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