赤旗中の”グリッドポジション交換”、奇妙に見えても実は普通? レースディレクター力説

F1のレースディレクターを務めるマイケル・マシは、サウジアラビアGP決勝の赤旗中断中に行なわれた、レッドブルとのポジション変更に関する話し合いについて”普通のコト”であり奇妙なモノとして見られるような状況ではないと語った。

赤旗中の”グリッドポジション交換”、奇妙に見えても実は普通? レースディレクター力説

 F1第21戦サウジアラビアGPは、50周の決勝レース中に2度の赤旗中断が発生する波乱の展開となった。

 2度目の赤旗中断時には、リスタートに向けてコースのショートカットでアドバンテージを得たとされたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のグリッドポジションを変更するという提案がF1レースディレクターとチームとの間で話し合われた。そしてそれが『青空市場のようだった』、『かなりシュールだった』といった反響を呼んだ。

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 ただマシとしては、こういったチームとの会話は普通のことであり、特段取り上げられるようなものではないと感じている様子だ。

「これは全くの通常の話し合いであり、以前から数多く行なわれてきたことだ」と、マシは言う。

 今回のマシとチーム間との会話については、審判側と競技者側とで”取引”が行なわれていると感じて警戒する人もいる。しかし、マシの見方は全く違うものだ。

「私はそれを”取引”とは呼ばない」

「レースディレクターの立場からすると、私は実際にチームに何かをするように指示する権限は保持していないのだ」

「あの状況で、私はレッドブルに可能な提案をすることはできるが、それを選ぶのは彼らだ。スチュワードにペナルティを科す権利があることは当然だが、私は彼らにレースディレクター側の視点を与えることができる。それが彼らにポジションを譲ることを提案した理由だ」

 マシは今回の一件が奇妙に思われている原因は、赤旗による中断中に話し合いが行なわれたからという一点にあると語っている。

「とにかく赤旗の状況下では、ドライバーの安全確保をして、その後(コース状況の)回復、マーシャルによるトラック清掃などを実施することが優先される」

「恐らくそのこともあって、通常よりも少し引き伸ばされたと見られているのかもしれない。しかしこれは普通に行なわれている話なんだ」

「(フェルスタッペンとハミルトンの)ターン2で発生した出来事を見たとき、私はすぐにスチュワードに対して、チームにポジションを戻す機会を与えるよう連絡することを提案していた」

「しかしその後すぐに赤旗が掲示された。そして優先順位は間違いなく赤旗にあるのだ。ただ中断されていることで、レースが再開される前に効果的に修正することができたんだ」

 
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