ベッテル、マスクをつけずにレッドブル代表らと談笑。両チームにFIAが”違反行動”を警告
セバスチャン・ベッテルがマスクを着けずにレッドブル関係者と談笑していたことから、FIAはレッドブルとフェラーリに、新型コロナウイルス対策に従うよう呼びかけた。
Sebastian Vettel, Ferrari
Andy Hone / Motorsport Images
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、大きくスケジュールが変更された今季のF1。数々の対策を施した上で、ようやくオーストリアGPでの開幕に至った。
しかし、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がマスクを着けずに、レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーやレッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコと談笑している写真や動画が7月4日にソーシャルメディアで拡散され、ルール違反なのではないかという議論が巻き起こった。
グランプリ開催に先立ち、FIAは厳格な行動規範を定めた。グランプリに参加する全てのF1関係者は、イベント中のみならず、イベント前も厳格な指示に従う必要があり、その全員がFIAの行動規範に署名することを求められる。
それぞれが必ずマスクを着用し、グループ間でのウイルスの感染を軽減するために他チームとの接触は禁止されているため、ベッテルの行動は規範の違反にあたる。
FIAの行動規範は国際競技規則に含まれているが、違反した場合の罰金や、グリッド降格などのペナルティはない。ただし、FIAは行動規範に従うことに同意できない者は、グランプリに参加できないと明確な態度を示している。
FIAのコロナウイルス・デリゲートは、ベッテルの行動を発見し、フェラーリとレッドブルのチームマネージャー宛に、以下のように通知を行なった。
「この新型コロナウイルス対策に同意することを強制されている者はいない。そして、その遵守をFIAによって免除されている者もいない。しかし、それに同意していない者は、対象イベントへの参加とアクセスが許可されない」
無観客レースとして開催されているオーストリアGPには、2000人の関係者が携わっており、これまでに4000件を超える検査が行なわれたにも関わらず、コロナウイルスの感染は確認されていない。
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