フェルスタッペン、レギュレーション調整の効果に期待せず「一番の収穫は、ドライバーが議論に参加できるようになったこと」
マックス・フェルスタッペンは、レギュレーションの調整は大きな変化をもたらさないと考えているが、ドライバーの発言権を高めるための「前向きな出発点」だと捉えている。
Max Verstappen, Red Bull Racing
写真:: Clive Mason / Getty Images
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、マイアミGPを前に行なわれたF1のレギュレーション調整がもたらす影響は「ほんの些細なもの」だとしながらも、ドライバーとルールを制定する側とのコミュニケーションと交流が深まることは前向きな進展だと考えている。
FIAとF1は、予定通り4月のインターバルを利用して技術規則の見直しを行なった。レース自体は「エンターテインメント性がある」と評価され、「反射的な反応」は必要ないという点で意見が一致したが、予選や速度差の拡大など、主な懸念事項のいくつかに対処する試みは行なわれた。
FIAもすでに示している通り、これらの調整が全体像を根本的に変えるものではない点については、フェルスタッペンも同様の見方をしている。
「今回の変更は、どちらかというと”くすぐる程度”だと思う」とフェルスタッペンはマイアミGPのメディアデーで語った。
「結局のところ、F1はとても複雑で政治的なスポーツなんだ。みんな何かしら改善しようと最善を尽くしたと思うけど、世界を変えるようなものにはならないよ」
予選についてもフェルスタッペンの反応は同様だ。エネルギー回生の上限を下げ、スーパークリッピングを350kWまで引き上げることで、ドライバーはエネルギー管理にそれほど気を取られなくなるはずだが、フェルスタッペンはシミュレーターでの走行に基づくと、今週末の予選ラップが限界ギリギリのアタックになるとは考えていない。
「これだけでは、まだ完全に全開で走れる状態にはならない」と彼は述べた。
「でも言ったように、全員の合意を得るのは簡単じゃない。来年に向けては、本当に大きな変更ができることを期待している」
フェルスタッペンによれば、最大の前進はドライバーが議論に参加できるようになったことだという。フェルスタッペンは、F1 CEOのステファノ・ドメニカリと複数回の会談を行ない、FIAとも水面下で意見交換を続けている。
「ポジティブなのは、F1やFIAと良いミーティングができていることだ。それが将来に向けた出発点になるといいね。数年後には僕はここにいないかもしれないけど、将来のドライバーたちのためにも、もっとドライバーの意見が運営側に反映されるようになってほしい」
「ここにいるドライバーの多くは、F1を良いプロダクト、楽しいプロダクトにするために何が必要かをよく理解しているし、感じ取っていると思う。コミュニケーションの面では、それだけでも大きな前進だ」
一方でドメニカリは、現在のF1は「良い状態にあり、問題はほとんどない」としている。フェルスタッペンもその見方自体は理解しつつも、それが主にビジネス面からの評価であることを示唆した。
「僕はスポーツとしての純粋さ、何が必要か、そしてドライバーとしてクルマの中で感じていることについて話している。でも理解しないといけないのは、これはビジネスでありスポーツでもあるということだ。だから時に政治的になるんだよ」
最後にフェルスタッペンは、今回の状況から教訓が得られることを望んでいると語った。彼の見解では、ドライバーの意見がもっと早く反映されていれば、現在の問題は避けられた可能性があるという。
「これからもっとドライバーの声に耳を傾けてくれることを願っている。僕たちは本当に良い意見を提供できると思う」
「もし5年か6年前にそれができていたら、今のような状況にはなっていなかったかもしれない。これが将来への教訓になることを願っている」
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