フェルスタッペン、2025年ランキング2位は”幸運”だった? 2ポイント差で5連覇を”逃した”とは考えず……「僕らは本当の意味でタイトルを争っていたわけじゃない」
2025年シーズンのF1でランキング2位に終わったレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、逆転でチャンピオンを獲得できる可能性はまったくなかったと考えているようだ。
Lando Norris, McLaren, Max Verstappen, Red Bull Racing
写真:: Sam Bagnall / Sutton Images via Getty Images
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、2025年のF1をランキング2位で終えたが、それを”敗北”とは考えていないようだ。
フェルスタッペンは今季前半戦は日本GPやエミリア・ロマーニャGPでは勝利したものの、その他のグランプリではマクラーレン勢の後塵を拝することが多かった。オランダGPを終えた段階では、当時ランキング首位に立っていたマクラーレンのオスカー・ピアストリから104ポイント遅れ。2021年からのタイトル5連覇は絶望的であるように見えた。
だがその後フェルスタッペンは息を吹き返し、マクラーレン勢との差を一気に詰めていった。ピアストリは交わしたものの、そのチームメイトであるランド・ノリスには2ポイント届かず、フェルスタッペンはランキング2位に終わった。しかし予想外の復活劇だったと言えよう。
フェルスタッペンのこの復活は、レッドブルのマシンのセットアップ改善が功を奏したことが最大の要因だった。アップデートをシーズン後半まで継続したことも、それに寄与しただろう。
一方でマクラーレン側は、ドライバー自身や戦略面でのミスがあり、マシントラブルにも見舞われた。ラスベガスGPではスキッドブロックの摩耗により失格になるなど、多くのポイントを失った。
フェルスタッペンはシーズンを振り返り、タイトル5連覇を”逃した”ことよりも、タイトル獲得に近づいたことを幸運だと感じているという。
「僕はこう考えているんだ……僕らは本当に負けたわけじゃないんだ。だって、本当の意味でタイトル争いに加わっていたわけじゃないからね」
フェルスタッペンはオランダの放送局Viaplayのインタビューでそう語った。
「シーズン全体を見れば、僕らは実際には戦うチャンスなどなかったと思う」
「もちろん、マクラーレンのドライバーは共にタイトル争いに加わっていたから、お互いにポイントを奪い合う格好になった。もしひとりでレースをしていて、ある時点で状況が好転し始めると、当然ながら少しは追いつく。クラッシュや戦略ミス、失格もあったから、追いつくのは当然だ。だから、何かを逃したとは思っていない」
フェルスタッペンはスペインGPでメルセデスのジョージ・ラッセルに体当たり。これでペナルティを受け、少なくとも9ポイントは失った。この体当たりがなければ、フェルスタッペンはチャンピオンに届いていたはずだ。この一件は完全にフェルスタッペンの責任だったが、本人はこれによって失ったポイントについては、気にも留めていない。
「チャンピオンシップを戦えたことは、本当に良かったと思う」
フェルスタッペンはスペインGPの出来事を振り返り、そう語った。
「まず第一に、チャンピオンシップでトップに立ったことは一度もなかった。僕ら自身が多くの恩恵を受けたんだ」
「チャンピオンシップは、スペインGPの一件で逃したわけじゃない。もっと、どこで戦うチャンスがあったのかを見直すべきだと思う。もちろん、良い瞬間は常にある。オーストリアでは(メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリに追突されて)リタイアした。でも、それ以前のレースでは、本当に多くの問題を抱えていた。振り返れば、もっとうまくできることがたくさんあった」
「そしてマクラーレン勢は、ラスベガスで失格になった。それがなければ、チャンピオン争いになんて加われなかったということだよ。つまり、見方次第なんだ」
「結局のところ、差が1ポイントだろうが0.5ポイントだろうが、あるいは20ポイントだろうが関係ない。勝てないことは勝てないんだ。半分勝ったなんてことはないんだよ」
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