マゼピン、軽量シャシーを手に入れ”ペース改善”に自信「平等な立場を得るために戦ってきた」
ハースのニキータ・マゼピンは、ベルギーGP以降軽量化された新しいシャシーを使っており、このことが予選でのペースを”大幅に改善”したと確信している。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
ハースのニキータ・マゼピン曰く、今季のベルギーGP以降は、軽量化が施された新しいシャシーを使うことができており、その結果予選でのパフォーマンスが大きく改善できたと感じられているという。
マゼピンは今シーズンF1デビュー。しかし、チームメイトのミック・シューマッハーに、予選でも決勝でも勝つことができないレースが続いていた。この理由についてマゼピンは、シャシーがシューマッハーのモノよりも僅かに重いことにあると訴えてきた。
これに対してハースは、夏休み明けにもマゼピンに新しいシャシーを用意することを約束。しかしチーム代表のギュンター・シュタイナーは、重量の差はそれほど大きくないため、シャシーを交換しても大きな差が生じることはないだろうと語っていた。
新たなシャシーをベルギーGPで手にしたマゼピンだが、そこから3戦連続で予選最下位。チームメイトのシューマッハーを上回ることができていない。しかしながら、走りはより良くなったはずだとマゼピンは主張する。
「ベルギーGPのFP1で初めて走らせて以降、1周のペースは大幅に向上したと思う」
そうマゼピンは説明する。
「ベルギーのFP1での変化は、誰もが知っていると思う。だから、自分のフィーリングは信頼できるというのを知っておくのは、良いことだと思う」
「今やペースが手に入り、まだ長いシーズンが残っているというのは良いことだ」
「だから、あとは良くなっていくだけだと確信している。マシンが本来のパフォーマンスを発揮してくれなかった今年の初めに僕が失った自信を、今や取り戻すことができているからだ」
マゼピンは、シャシーが軽くなったことで、スピードが上がることを期待するのは理論的なことであると考えている。
「学校の物理学の授業では、コーナーでは重量が増えるほど、同じ速度を維持するために必要なダウンフォース量は増えることになる」
そうマゼピンは説明する。
「このチームでは、使うことができるダウンフォースはそれほど大きくはない。コーナーでは重量が多ければ多いほど、スライド量も増えてしまうわけだ」
「つまりマシンの重量が軽ければ、チームメイトと同じように、より速いスピードでコーナーをクリアすることができる」
「みなさんは好きなように言えばいい。でも僕は間違いなく、良い方向に一歩を踏み出したと思う。それは、僕にとっては明らかなことだ」
「僕はかなり長い間、平等なポジションを手にすることを目指して戦ってきた。それを実現することができて嬉しい。でも僕は今、F1のルーキードライバーとして、ここにいるスーパースターたちと戦っている。まだまだ、多くの部分で改善する必要があると思う」
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