マゼピン、F1の激しさに”驚いた”と明かす。「今は学び続けていくことが大事」
ハースのニキータ・マゼピンは、F1の”激しさ”に驚いているが、直面している課題については冷静に対処しているという。
Nikita Mazepin, Haas VF-21, touches the gravel
Mark Sutton / Motorsport Images
今季F1にデビューしたニキータ・マゼピン。ハースのマシンが不安定なこともあって、スピンやクラッシュが多く、ライバルからの批判にさらされるなど厳しいF1キャリアの幕開けとなっている。
第2戦エミリア・ロマーニャGPの決勝レース1周目、コースオフしたニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)はコースに戻る際、背後にマゼピンがいることに気づかず接触。幸いマゼピンのマシンは大きなダメージを受けず、走行を続けることができた。
マゼピンは開幕戦バーレーンGPでは1周目にクラッシュしてリタイアし、貴重な走行機会を失ってしまっていただけに、第2戦エミリア・ロマーニャGPで初めてレースを完走したことが大きな励みになったという。
「学び続けることはとても大切だ」と、マゼピンは語った。
「今は学習曲線が上向いている。でもやるべきことは山ほどある。今まで乗ってきたシリーズとは全く違うから、要求が厳しいんだ」
マゼピンはF1の”激しさ”に驚いたと明かし、チームメイトのミック・シューマッハーと同じく、学習を続けていかなければならない立場にあると話した。
「ふたりは明らかに同じ立場にいる。僕にとってF1は、驚くほど激しいものだった」
「言うまでもないけど激しいことは分かっていた。でもむしろ、これまでの2回の予選は激しいというより慌ただしいものだった。しかも(フリー走行は)時間が短くなって、色々なことが起きている。だからこそ学びが多い場になっているんだ」
ルーキーにとってF1へのステップアップがいかに厳しいものであるかを考えれば、必要とされているだけの進歩はできていると考えているマゼピン。彼はラップタイム向上を狙う上で、どこまでプッシュすべきか、良いバランスを探っているという。
一方で、F1キャリアの現段階でわずかなタイムアップを狙ってプッシュしすぎるのはリスクが大きいと彼は主張した。
「少なくともこのパドックで数年は過ごすことになるだろうから、まだ慌てることはない」
「コンマ数秒を追求するのと比べて、プッシュしすぎて壁にぶつかってしまって失うものの方が大きい。だから僕は徐々に積み上げていく必要があるんだ」
Additional reporting by Oleg Karpov and Adam Cooper
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