F1 ハンガリーGP

マクラーレン、回転リヤウイングのアイデア乗り遅れに「失望」あったと認める。夏休み明けにようやく実践投入へ

マクラーレンのテクニカルディレクターは、2026年シーズンにライバルが先に投入した回転リヤウイングのアイデアを、自分たちが早く取り入れられなかったことは残念だと語った。

Filip Cleeren

Filip Cleeren

公開日時: 2026/08/11 2:27

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Lewis Hamilton, Ferrari, Oscar Piastri, McLaren

 マクラーレンF1のテクニカルディレクターを務めるニール・ホールディは、ライバルチームよりも早くに回転リヤウイングのアイデアに気づけなかったことについて、チームとして「失望していた」と認めた。

 2026年シーズンから新しいレギュレーションが導入されたF1。各チームがこのレギュレーションでどんなマシンを作り上げ、どんな策を講じてくるかは大いに注目されていた。

 そしてファンだけではなく、ライバルチームのことも驚かせたのが、フェラーリの”マカレナ”と呼ばれるようになった回転式リヤウイングだ。プレシーズンテストで初めて披露されたこのウイングを受けて、各チームは、ストレートでの空気抵抗を減らすためのアイデアを自分たちが見落としていたのかどうかを確かめるため、設計を一から見直す必要に迫られた。

 その後はレッドブルが独自開発の回転式リヤウイングを投入し、フェラーリに続いた。レッドブルはトラブルを経験しつつも、この回転式リヤウイングを継続して使用いる。

 そして3番手として続いたのがマクラーレンだ。ただオーストリアGPのフリー走行で予定していたテストを、ガレージ内で問題を発見したため中止するなど、万事順調だったわけではない。彼らはその後さらなる開発を進め、ハンガリーGPでテストアイテムとして回転式リヤウイングを実戦投入し、良好な結果を確認。夏休み明けにこのウイングを正式投入する予定だ。

 マクラーレンのテクニカルディレクターであるホールディは、プレシーズンテストでフェラーリがこの設計を試しているのを見た時点で、自分たちがパフォーマンス面で何かを取りこぼしていることに気づいたと語った。

「フェラーリ、そしてその後のレッドブルほど早くこのアイデアに気づけなかったことには失望していた」

 回転式リヤウイングに対するチームの最初の反応について訊かれると、ホールディはそう答えた。

McLaren's rotating wing uses a three-link mechanism

McLaren's rotating wing uses a three-link mechanism

Photo by: Marcel van Dorst / EYE4images / NurPhoto via Getty Images

「見た瞬間から、そこにチャンスがあると気づき、しばらく調査した。ただ、ウイングにはパフォーマンス面での大きなアップグレードがいくつもあるため、これが我々にとって最優先のプロジェクトだったわけではない」

「舞台裏で開発を進めていたんだ。ラボでテストを行い、オーストリアのFP1に持ち込んだが、ガレージ内で問題を発見したため、ファクトリーに戻すことになった」

「今では機能するコンセプトを見つけたと考えており、信頼性のあるソリューションを作り上げた。我々は、この設計を行なうことによって生じる空力面でのリスクについても理解している」

 レッドブルが投入した回転式リヤウイングは、閉じるタイミングが若干遅れることで、ダウンフォースが想定通りのレベルに戻るまでに遅れが生じた。この結果フェルスタッペンが恐ろしいスピンを2度喫するなど、トラブルも起きた。この一連の出来事は、回転式リヤウイングのコンセプトを正しく機能させることが容易ではなく、適切に理解する必要のあるリスクを伴っていることを改めて浮き彫りにしたと言える。

「ウイングを開くのにかかる時間がわずかに長くなる可能性があること、そして閉じた際にダウンフォースが完全に戻るまでに少し時間がかかることは、確かだ」と、ホールディは言うが、その一方で高いパフォーマンスを秘めていると感じているという。

「我々はパフォーマンスのためにリヤウイングを開発する中で、このコンセプトについて検討してきた」

「現在は、このコンセプトを新世代のリヤウイングに導入する方法を見つけようとしている。それは今後数戦のうちに実現するはずだ」

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