躍進続くマクラーレン、アンドレア・ステラ代表と複数年の契約延長「まだまだやるべきことがたくさんある」

躍進著しいマクラーレンは、その立役者のひとりであるチーム代表のアンドレア・ステラと、複数年の契約延長を交わした。

Andrea Stella, Team Principal, McLaren

Andrea Stella, Team Principal, McLaren

写真:: Steven Tee / Motorsport Images

 アンドレア・ステラがマクラーレンのチーム代表としての契約を”複数年”延長することになったと木曜日に発表された。

 2022年末にアンドレアス・ザイドルの後任としてマクラーレンのF1チームを率いてきたステラ。その間、マクラーレンは一連のアップデートパッケージで戦闘力を急上昇させ、今季は2勝をマーク。2023年の開幕から数え、18回の表彰台を獲得している。

「マクラーレンF1チームの一員であることは名誉なことであり、チーム代表を続投できることを光栄に思う」とステラはマクラーレンの声明で述べた。

「我々はこの1年半で大きな進歩を遂げたが、常に上位グリッドで戦うためにはまだまだやるべきことがたくさんある。それはエキサイティングな挑戦だ」

「成功はチームが相乗効果を発揮することによってもたらされるもので、私は自分の役割を楽しんでいる。そのおかげで私は自分の才能を開花させ、チームの目標に向かって力を合わせて働くことができるようになった」

「リーダーとしての私や私のリーダーシップを信頼してくれたザク(ブラウン/マクラーレンCEO)や、チームの同僚全員の継続的な協力とサポートに感謝している」

「これからも一緒に達成できることにワクワクしている」

Zak Brown, CEO, McLaren Racing, Andrea Stella, Team Principal, McLaren F1 Team, congratulate each other

Zak Brown, CEO, McLaren Racing, Andrea Stella, Team Principal, McLaren F1 Team, congratulate each other

Photo by: Sam Bloxham / Motorsport Images

 ステラはミハエル・シューマッハーのパフォーマンス・エンジニアを務めるなどフェラーリでの長いキャリアを経て、2015年にマクラーレンに加入。キミ・ライコネンやフェルナンド・アロンソのレースエンジニアも担当した。

 チーム代表に昇格する前は、2019年から2022年までマクラーレンのレースオペレーション責任者、パフォーマンス・ディレクター、レース担当エグゼクティブ・ディレクターなどを歴任した。

 メディアへの徹底的な説明と、スタッフやドライバーへの献身的なサポートでパドックでの評判は高く、今季のオーストリアGPでランド・ノリスがマックス・フェルスタッペン(レッドブル)と接触した際にはそれが顕著だった。

 ステラ代表の新契約は、ここ数ヵ月でノリスとオスカー・ピアストリがマクラーレンと長期契約を結んだことに続き、チーム体制を固める新たな一歩となった。

「アンドレアのF1チーム代表としての契約を複数年延長できたことをうれしく思う」

 そうブラウンは語った。

「彼の優れたリーダーシップ、専門知識、そしてチームやF1から集めている尊敬の念は、常にトップグリッドで戦い続けるというチームの目標を達成するために、これ以上の適任者はいないということを意味している」

「チーム代表としての彼のマクラーレンF1への影響は、サーキットでの結果やチームの軌跡だけでなく、我々の文化や考え方を発展させる上でも非常に大きい」

「ランド、オスカー、そしてアンドレアとすでに複数年の契約延長に合意しており、我々は自信を持ってワールドチャンピオンになるための挑戦を続けることができる」

「アンドレアのリーダーシップの下でのこれからの数年間を、我々全員が楽しみにしている」

 
前の記事 ホンダ、F1初参戦から60年。モータースポーツ活動を網羅し紹介するウェブサイトを公開
次の記事 角田裕毅が帰国し、東京・渋谷に登場! 8月3日からVERDYとのコラボレーションポップアップがスタート「僕の可愛い目つきを表現してくれてる!」

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

エディション

日本 日本