過酷な3週連続開催はご勘弁……マクラーレン、2022年のF1開催カレンダーに「スタッフの負荷」削減を望む

マクラーレンのアンドレアス・ザイドル代表は、2022年のF1開催カレンダーが、チームスタッフたちの負担になりすぎないような形になることを期待していると語った。

過酷な3週連続開催はご勘弁……マクラーレン、2022年のF1開催カレンダーに「スタッフの負荷」削減を望む

 マクラーレンF1のチーム代表であるアンドレアス・ザイドルは、2022年のF1開催カレンダーについて、3週連続開催が存在する可能性は認めつつも、チームスタッフが消耗しすぎないようなスケジュールになることを期待していると語る。

 F1は、FIA世界モータースポーツ評議会の会議を経て、10月15日に2022年の開催スケジュールを発表する予定である。

 それに先立ち、F1のCEOであるステファノ・ドメニカリは今週、来季こそ23レースを開催することを目指していると語った。しかし来季は、シーズンの開幕戦から最終戦までの期間が、今年よりも短くなるものと考えられている。

 これらのことを総合して判断すれば、これまで以上に3週連続開催が強行される可能性が高いということを意味していると思われる。しかしF1側は、グランプリの転戦順を調整し、チームにかかる負荷を最小限にするという提案を用意しているようだ。

「現時点でのアイデアは、開催カレンダーに正しいリズムがあるようにすることだ」

 ドメニカリCEOはスカイのインタビューにそう語った。

「もちろん、ロジスティクス面の流れを正しくするために考慮しなければならない時間的なこともある」

「今言えるひとつのことは、来シーズンは3月中旬に開幕し、11月中旬には閉幕するということだ」

 スケジュールに”正しいリズム”があることを約束されているにも関わらず、3週連続開催が増えることは歓迎できるモノではない。

 しかしマクラーレンのザイドル代表は、F1が最終的に決定する開催カレンダーが、スタッフに過度な負荷をかけないようにするため、適切な妥協点が設けられていることを期待している。

「来年のカレンダーの、正式発表を待つのが重要だと思う。現時点では、我々が手にしているのとは異なる日程になる可能性もあるからだ」

 そうザイドル代表は語る。

「開催カレンダーについては、事前に話したくない。カレンダーが完成したら、それを広めるのがステファノの仕事だからね」

「しかし、今後の開催カレンダーについて何を期待するかについて、我々の立場は明確だ。それには時間がかかることも理解しているし、変更するのにも時間がかかるだろう。でも、我々の立場は変わっていない」

「理想的な年間の開催数は20戦程度だ。そのうち15戦は固定し、その他5つの会場は、例えば年ごとに入れ替えてもいい」

「この20戦のスケジュールを決める時、それが我々にとっても、環境にとっても持続可能であるということが重要だ」

「ステファノは、これらの全てを調査していると思う。結局は、それが彼の仕事であり、彼の責任なのだ」

「我々がチームとして手にしている商業的な利益の間で、彼が適切なバランスを見つけているだろうと信用している。それだけでなく、彼の関係者や、我々の関係者にとってもね。そしてあなた方メディアも、このサーカスの一部だ」

「最も重要なことは、我々はF1、特にステファノと良い対話をしているということだ。そしてカレンダーが発表されるまで、来年の計画がどうなるのか、今は待つ必要があると思う」

 ハースのチーム代表であるギュンター・シュタイナーは、F1に十分な数のレースが必要ならば、それは単に受け入れなければならないことだと語る。

「カレンダーを、F1が求める形に合うようにするためには、いくつかの3週連続開催を導入する必要があるかもしれない。少しだけ……それほど多くはないと思うけどね」

 そうシュタイナー代表も語る。

「結局のところ、好むか好まざるかに関わらず、それは我々の仕事の一部だ。そして、それについての決定権は我々にはない」

「エンターテインメント業界やコンサートで働く人たちと比較すれば、彼らはツアーが始まると、終わるまで家に帰ることはない。それはずっとトリプルヘッダーをやっているようなモノだ。6ヵ月のツアーなど、6ヵ月間ずっとね」

「来年、3週連続開催が何度あるのか分からない。おそらく、いくつかはあるだろう。でもそれは、現在の我々のビジネスの一部。できる限り最善を尽くして、対処する必要があるんだ」

 

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