マクラーレン、F1エミリア・ロマーニャGPでの表彰台はマシンの”前進”の証明に。でもノリス「まだまだ満足できない」
マクラーレンのアンドレアス・ザイドル代表は、F1エミリア・ロマーニャGPでランド・ノリスが表彰台を獲得したことで、MCL36がシーズン序盤よりも優れたマシンであることを証明できたと語った。
Lando Norris, McLaren, 3rd position, celebrates with Champagne on the podium
Mark Sutton / Motorsport Images
F1エミリア・ロマーニャGPで3位に輝いたのは、マクラーレンのランド・ノリスだった。この結果についてマクラーレンのアンドレアス・ザイドル代表は、チームの今季マシンMCL36が、シーズン開幕直後よりも良いマシンになったことを証明できたと考えていると語った。
マクラーレンはテストでは好調な走り出しを見せたものの、バーレーンで行なわれた2回目のテストではブレーキにトラブルが起きて走行距離を重ねることができず、その影響も受けて開幕戦バーレーンGPでは苦戦。ノーポイントに終わってしまった。
しかしそれ以降は徐々に速さを取り戻し、第2戦サウジアラビアGPではノリスが入賞。第3戦と第4戦ではダブル入賞を果たし、その第4戦エミリア・ロマーニャGPではノリスがレッドブル勢に次ぐ3位フィニッシュを果たした。
ザイドル代表は、この2戦の結果が、チームの現在の実情を表していると考えている。
「安定性があることを確認できるのは、素晴らしいことだ。メルボルンの一回限りではなくね。実際にMCL36が優れたマシンであり、今後投入予定の全ての開発を加える上で、強固なベースがあることを確認できたことを、嬉しく思っている」
そうザイドル代表は語った。
「今週末、我々が競争力を持っていること、そして最終的に3番目に速いチームだったというのを見られたのは、素晴らしいことだった」
「もちろん、現状で表彰台を獲得するためには、レッドブルとフェラーリが問題を抱える必要がある。パフォーマンスの面では、彼らが一歩抜け出しているように見えるからね。しかし同時に、表彰台を手にするというのは、パフォーマンスだけでは無理だ」
「我々が今週末に行なったように、レースの週末全体をしっかりとまとめるということが重要なのだ」
マクラーレンは現在、コンストラクターズランキングで4番手に位置している。しかしノリスは、チームが常に最前線で戦うためには、次のレベルの改善が必要であると考えている。
「僕らは全ての部分で改善する必要がある。高速でも中速でも低速でも……おそらく、低速から中速の部分の割合が大きいだろう」
そうノリスは言う。
「でもパッケージとしては、全てを次のレベルに引き上げる必要がある」
「前にも言ったように、バランスは良い。それには満足しているんだ。でもそれは、良いラップができる……気持ちよく走れるというだけ。コーナリングスピードは、他の人たちよりも遅いんだ」
「だから、それは簡単なことじゃない。全てのことに集中したいけど、長いシーズンを考えれば、まずは特定のことに集中しなければいけない」
「今回は大きなアップデートを持ち込んでいない。大きな一歩を踏み出すことができたけど、新しいフロアなんかを投入したわけではないんだ。本当に小さなモノだけだ。でも今週末のように全てをまとめることができれば、その小さなことが効果を発揮しているように思えるんだ」
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