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エンジニア求む! マクラーレンF1チームが大規模リクルート活動中。主要ポストも採用対象に

マクラーレンは、F1でさらに上位を目指すべく、エンジニアリングとエアロダイナミクスの領域で大規模な採用活動を開始している。

Daniel Ricciardo, McLaren MCL36, arrives on the grid with mechanics

写真:: Andy Hone / Motorsport Images

 イギリス・ウォーキングにファクトリーを置くマクラーレンは、F1の頂点への復活に向けて新しい風洞設備とシミュレータの稼働開始が目前に迫っているが、チームはただその時を待っている訳ではない。

 上位3チームから遠ざかり、アルピーヌにもコンストラクターズランキング4位の座を奪われるなど、思うような前進が果たせなかった今季のマクラーレンは、事態の好転に向けて、大規模な採用活動を開始した。

 シーズン最終戦のアブダビGPで、チーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルは、今季序盤にチームを悩ませたブレーキトラブルがマシンの開発プログラムに支障をきたした点を例に挙げ、今後12ヵ月でより多くのスタッフを迎え入れることで、リソース不足を解消したいと考えている。

「今シーズンは、チームのセットアップ面でまだ弱点があることが明らかとなった」

 そうザイドルは語る。

「問題を抱えていたことで、我々は依然として他チームと比べて十分なリソースがないということが露呈した。特にエンジニアリングの面では、現在のマシン開発と来年のマシン開発を並行して進めるには足らないのだ」

「そのため、我々は財務部と協力し、コスト削減に念頭を置きながら、現在のF1活動の中でシナジー効果や効率性を見出すべくハードワークを行なってきた」

「そのおかげで、将来的により多くのことを並行して行なえるように、より多くのエンジニア、人員を雇う大規模な活動を2ヵ月ほど前から開始できたのだ」

「そこが、現在のチームの弱点のひとつだと思う。そして願わくば、来年はもっと多くのエンジニアを迎え入れることで、もう一歩前に踏み出すことができればと思う」

Mechanics work on the car of Lando Norris, McLaren MCL36, in the garage

Mechanics work on the car of Lando Norris, McLaren MCL36, in the garage

Photo by: Steven Tee / Motorsport Images

 現行F1では、予算制限レギュレーションが設けられているものの、マクラーレンはレギュレーション導入初年度となった2021年の支出を分析し、パフォーマンス向上に貢献するスタッフを迎え入れるべく、どこで節約し、どこでリソースを注入すべきかを明確にした上で、採用活動にゴーサインを出したのだ。

 マクラーレンが採用活動を行なっているポストには、空力プロジェクトリーダーやシニア・エアロダイナミシスト、シニア・サスペンション・デザイナー、空力デザイナーなど主要な役職も含まれているということが分かっている。

 そしてザイドルは、プレシーズンテストから尾を引いたブレーキトラブルが、来年以降にも影響を与えていると説明した。

「この問題は、様々な理由でチームにとって大きな影響を与えたと思う」とザイドルは言う。

「まず、最近のテストは厳しい制限を受けており、F1は全く新しいマシンで、全く新しい時代に突入している。他のライバルに比べて、半分もテストを完了できなかったことは、シーズン準備の面でかなり後手に回ることとなった」

「そこで多くのリソースを使わなくてはならなかった。ブレーキトラブルを解決するのではなく、マシンのパフォーマンス開発に全てのリソースを注ぎ込みたい時にね」

「そして、それが我々をさらに追い詰めることとなったと思う。我々の望み通りにシーズンが始まらなかったから、ある程度は来年のマシン開発に影響を与えたかもしれない」

 
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