F1 イギリスGP

これがマクラーレン節約の知恵。前戦でダメージ受けたノリスのマシンに、修復した”かつて壊れたフロア”を使用

マクラーレンはフェルスタッペンとのクラッシュで破損したノリスのマシンを修理するため、ストックしていた旧パーツを使用したという。

Lando Norris, McLaren MCL38, retires from the race with a rear puncture and damage after contact with Max Verstappen, Red Bull Racing RB20, whilst battling for the lead

Max Verstappen, Red Bull Racing RB20, battles with Lando Norris, McLaren MCL38

写真:: Andy Hone / Motorsport Images

 マクラーレンは、前戦オーストリアGPでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とのクラッシュで大きなダメージを受けたランド・ノリスのマシンに、古いフロアを修復して装着するという。

 ノリスは前戦オーストリアGPでフェルスタッペンと優勝を争い、レース終盤に接触。タイヤがパンクし、リタイアすることになった。ピットまで戻る中で、ダメージを受けた右リヤタイヤがフロアを叩き、大きなダメージを受けたという。

 ノリスは破損したパーツは”ゴミ箱の中で最高のパーツ”だと話し、またそれらは今週末のイギリスGPで必要だったパーツだと語った。

 イギリスGPは今季最初の3連戦最後のレース。厳しい日程の中、予算やパーツのストックという意味でも余裕がない中で、チームはこんな時のために取っておいた古いパーツを修理してマシンに装着したという。

 motorsport.comがイギリスGPを前にマシンの状態について尋ねると、ノリスは次のように答えた。

「すべて順調だよ。今週末だけでなく、もっと長期的なことが影響している」

「以前ダメージを受けたスペアフロアがいくつかあり、それを修理して準備を整えることができた」

「チームは準備をするうえで素晴らしい仕事をしてくれた。3連戦というのは簡単に物事を誤ってしまうし、大きなダメージを負ってしまう」

「そもそもフロアはもっとも簡単にダメージを負ってしまうパーツだ。縁石にぶつかったりすればすぐにね」

「チームは十分な量のパーツを確保するためにいい仕事をしてくれた。今週末のためにいくらか用意しているし、修理したモノもある」

 一方でダメージを負った影響で、予算制限によりマシンに投資することができなくなる可能性があることを考慮すると、マクラーレンは万全の状態ではないとノリスは感じているという。

「サイドポンツーンとか、ブレーキダクトとか……こういったものはすべて、積み重なるものなんだ」

 シルバーストンで行なわれた木曜記者会見で、彼はそう付け加えた。

「チャンピオン争いがタイトで、ハードにプッシュしているときは、レース以外のことでも限界に挑戦しているものだ。予算上限とか、CFD(計算流体力学/コンピュータ上で行なう空力開発のこと)とか、そういったことをね。可能な限り節約したいんだ」

「だからちょっと残念だけど、チームは今週末に向けて万全を期すために素晴らしい仕事をしてくれた」

 

前の記事 フェルスタッペン、自身への批判は意に介さず。ノリスとの友情を最優先「これからも全力で戦うと話し合った」
次の記事 F1オーストリアGPで効果発揮した“新トラックリミット”、シルバーストンでも実装へ。ドライバーやファンからの不満を一掃できるか?

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本 日本