7位入賞リカルドのフロアは、ガスリーとの接触で大ダメージ「ぶつかったのは分からなかったけど……」
マクラーレンは、ダニエル・リカルドのマシンがバーレーンGP序盤のピエール・ガスリー(アルファタウリ)との接触によりフロアにダメージを受けており、レース中パフォーマンスを失っていたと明らかにした。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
今季マクラーレンに加入したダニエル・リカルドは、その初戦バーレーンGPの決勝レースを、チームメイトのランド・ノリスから約20秒遅れの7位でフィニッシュした。しかし彼のマシンは、スタート直後にアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーと接触したことでフロアにダメージを受け、その影響でパフォーマンスを落としていたことが明らかになった。
リカルドはマクラーレン加入初戦ながら、予選で好パフォーマンスを披露。6番グリッドから決勝レースをスタートした。しかしセーフティカー明けの4周目、前を行くガスリーを抜いたところで、リカルドのリヤとガスリーのフロントウイングが接触。ガスリーはこれによりフロントウイングを失い、すぐにピットに戻らざるを得なかった。
リカルドはそのまま走り続けたものの、マシンにはダメージが及んでいたという。そして結局、ひとつ後ろのグリッドからスタートしたノリスに先行されるなど、7位でのフィニッシュとなった。
レース後リカルドは、ガスリーとの接触により受けたダメージの影響で、ペースが上がらなかったと思うと語っていた。
「レースが進んでいくにつれ、遅くなっていくような気がしていた」
リカルドはそう語った。
「ソフトタイヤを履いていた第1スティントでは、ランドやシャルル(ルクレール/フェラーリ)についていくことができていた。でもミディアムタイヤを履いた第2スティントでは、彼らは僕を引き離していき、さらにハードを履いた第3スティントでは、さらに引き離されてしまった。レースが進むにつれ、少しずつ劣化していくような気がしたんだ」
「でも、50周走る上でのペースで彼らに近いところにいないのなら、差が拡大するだけだ。だからその結果は当然かもしれない」
リカルドはさらに続けた。
「ダメージを受けていた……ということだったらいいんだけどね。それが、ペースが上がらなかった理由を説明しているかもしれない」
レース後にチームがマシンをチェックした結果、ガスリーとの接触によりリカルドのマシンのフロアが損傷していたことが確認された。そして、かなりのダウンフォースを失っていたという。
チーム代表のアンドレアス・ザイドルは声明を発表し、「レース後、ピエールのマシンがレース序盤にダニエルのマシンのリヤに接触した衝撃により、彼のマシンのフロアに損傷が及んでいたことを発見した」と明らかにした。
「そのダメージにより、ダウンフォースにかなり影響を及ぼした。マシンのパフォーマンスが低下したにも関わらず、ダニエルは経験を活かして問題に対処し、チームにとって重要なポイントを獲得してくれた。次のレースを楽しみにしている」
当のリカルドは、ガスリーと接触したことには気付いていなかったという。
「正直言って、接触したのは分からなかった。彼がダメージを受けたと聞いて、そしてレースの終わりに彼の姿を見ただけだ。レース後、彼に『何があったの?』と聞いたら、彼は『君のリヤに突っ込んでしまった』と言ったんだ」
「接触したのは知らなかった。でもフロアが壊れていたのなら、今夜はぐっすり眠れるだろうね」
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