ノリス眼前でマーシャルがコース横断。チーム代表「起こるべきではない」

マクラーレンのアンドレアス・ザイドル代表はF1バーレーンGP終盤にセーフティカーが出動した際、マーシャルがランド・ノリスの眼の前でコースを横切った事について「起こってはならない事」だと批判した。

ノリス眼前でマーシャルがコース横断。チーム代表「起こるべきではない」

 ハースのロマン・グロージャンの大事故が記憶に新しいF1第15戦バーレーンGPだが、レース終盤にはマシンが走行中にマーシャルがコースを横断するというインシデントも発生していた。

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 レースも最終盤の53周目、3番手を走行していたセルジオ・ペレス(レーシングポイント)のマシンが白煙を吹き上げた。ペレスはなんとか走行を続けようとしたが、その後オイルに引火。ペレスはバックストレートのコース脇にマシンを止めることとなった。このアクシデントによってセーフティカーが出動し、そのままフィニッシュとなった。

 しかしそのセーフティカー走行中、マクラーレンのランド・ノリスの眼の前をマーシャルが横切るという、一歩間違えば大事故に繋がるインシデントが発生していた。ノリスは当時、チームへの無線で眼の前で起きたことへの驚きを語っていた。

「Fxxxingな男がコースを横切ってるんだけど……今まで見てきた中で一番勇敢な男だよ」

 ノリスはそう語っていた。

 マシンが走行中にコースをマーシャルが横切る……こうした事例は過去にも発生していた。1977年の南アフリカGPでは消化器を持ったマーシャルがコースを横切った際にトム・プライスが走らせるマシンと接触。マーシャルが死亡するだけではなく、手にしていた消化器がヘルメットに接触したことで、プライスも命を落としてしまうという痛ましい結果になった。そのためF1側も、こうした状況の危険性は十分認識している。

 マクラーレンのアンドレアス・ザイドル代表は今回の件についても真剣に取り扱う必要があると指摘。ただFIAとF1のレースディレクターであるマイケル・マシが、必要な対処を全て行なってくれると信じているとも語った。

「無線でランドからこうしたコメントを聞けば、当然心配する」と、ザイドル代表は語った。

「そして明らかにこれは、絶対に起こるべきではない事だ。ただ同時に、FIAと共に裏で何が起こっていたのかを分析することが重要だとも考えている」

「マイケルは我々の望みを受け入れ、それを行なってくれると確信している。適切な結論が出されるだろうし、我々はドライバーそして全てのマーシャルの安全性の向上に共に取り組んでいく」

 なお後にノリスはレースがトワイライトレースとして行なわれていて空が暗かったこともあり、コース上でマーシャルの姿を視認することは難しかったと語った。

「それはすごく起こってほしくないことだったよ」と、ノリスは言う。

「マーシャルはコースを横切る前に左右を確認していなかった」

「ダブルイエローが出ていて、僕はかなり遅く走っていた。だから危険を冒す必要は全く無かったんだ」

「それから彼は凄く見えづらかった。あの時は暗い空が背景になっていて、彼は黒かダークブルーの服を着ていた。彼はそんなに見やすくなかったし、僕が見たのは弾む消化器だったよ。クレイジーな瞬間だったよ」

 

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