F1
安全第一! フロア変更”賛成派”のマクラーレン「ヘイロー導入時の反対意見を覚えているか」
マクラーレンのテクニカルディレクターであるジェームス・キーは、FIAが安全性を理由にポーパシングの問題に介入しているのは、ヘイロー導入時の議論と似ていると話した。

Adam Cooper
公開日時: 2022/08/02 3:14
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

現在、FIAは安全性の懸念を理由に、F1マシンのポーパシングを抑制しようとしている。その一環として、2023年の技術規則変更が検討されているが、約半数のチームがこれに反対しているようだ。
一方でマクラーレンは、提案されている変更を受け入れているグループに入っている。
Read Also:
マクラーレンのテクニカルディレクターであるジェームス・キーは、この議論がコックピット保護デバイスであるヘイロー導入時の批判的な議論と比較することができると考えている。
「ここで、ヘイローとの奇妙な比較をしてみようと思う」とキーは言う。
「ヘイローは言うまでもなくまったく異なるプロジェクトだ。そして、ドライバーに対する安全性の大きさという点で、非常に重要であることは分かっている」
「しかし、当時は否定的な意見も多かった。見た目がひどいとか、F1らしくないとか、いろいろ言われたのを覚えているだろう。そういうコメントばかりだった」
「いったいなぜダメなんだろうという感じだった。間違いなく、そこに危険はあるのに」
「そして今、目の当たりにしているように、議論の数年後にそれ(ヘイロー)を手に入れた。サーキットで起こったいくつかの出来事を目の当たりにして、どれほど(ヘイローに)感謝していることか。これはまったく桁が違う、はるかに程度が低いものだが、似たようなものなんだ」
「前に進んで、とにかくそれを直そう。リスクがあって、スポーツに何ももたらさない。なぜ、安全性の観点から賢明なことをしないのか?」
「なぜならそれには利害関係が絡んでいるからだ。それを捨て去るんだ」
キーは、この問題を解決するのはチームではなく、行動するのはFIAの責任であると語った。
「言うまでもなく、チームがこの問題に苦しんでいるのであれば、それに取り組むだろう。例えば、今シーズンの初めには、いくつかのチームがこの(ポーパシングの)問題を抱えていた」
「仮に自分がFIAだと想像して、何もしなかったら、2023年になってもそれは残っているだろう。2022年に得たたくさんの知識を使って新しいマシンを開発したとしてもだ」
「ポーパシングはシミュレーションや予測が非常に難しいが、取り除く方法があることは分かっている」
「しかし、ある種の開発やダウンフォースを強化すれば、またすぐに戻ってくる可能性がある。だから、FIAとしてはそうしたリスクを冒すよりも、この問題を完全に取り除くことを試みると同時に、何人かのドライバーから寄せられた懸念に対して真剣に取り組み、何かをしていることを示すことが理に適っていると思う」
「そうしないことが怠慢だとは言わないが、ここで注意しなければならないことがある。チームがやってくれるとばかり思ってはいけない。みんなにとっての優先事項ではないかもしれないんだ。一方、彼ら(FIA)にとってはこうしたことが優先事項なのだ」
キーは、主に技術諮問委員会を通じて、マクラーレンがFIAと、変更の可能性に関する議論に関与してきたことを強調した。
「非常にオープンな議論だった。特に安全性の問題では、いつもそうだと思う。FIAはドライバーの健康に対する懸念が高まっていることを認識していると思うし、高速コーナーで過剰にバウンドするクルマによって何かが起こる可能性があり、そこにはリスクがある」
「そして、彼らはそのようなことを非常に真剣に受け止め、いつものようにドライバーやチームと100%協力している。そして我々に何ができるかという点で、双方から提案があり、やるべきかやらないかということよりも、何が効果的かということの総意を見出そうとしたんだ」
「私としては、安全上の懸念がある場合、後戻りして実はもう問題なかったということはあり得ない。徹底的に調査して、正しい判断を下すべきだと思う」
「言うまでもなく、それはスポーツに何ももたらさない。そして、我々はそれを取り除くことに賛成だ。そうすれば、我々はより安全な環境でクルマの開発に専念することができる」
Read Also:
- それ本当に必要……? ポーパシング対策に関する”極端な”レギュレーション調整にF1チームの半数が反対
- ポルシェのF1参戦計画が見えてきた。レッドブルのF1事業を50%買収へ……公式発表日も明らかに
- レッドブル、2023年のフロア規則変更にNO! ホーナー代表「”特定”のチームが利益を得る」
























あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 ベッテルの引退、アロンソの移籍……ふたりのチャンピオンの電撃的な動きで、移籍市場にどんな影響が?
次の記事 ”世界一嫌われた男”元F1レースディレクター、マシが明かすアブダビ事件後の暗い日々「殺害予告に晒され続けた……」
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Adam Cooper

アストンマーティン、今季もトップグループに復帰できたとチーム代表自信「メルセデスより前にいられたのは励みになる」
F1
F1
日本GP
2024/04/15
アストンマーティン、今季もトップグループに復帰できたとチーム代表自信「メルセデスより前にいられたのは励みになる」

鈴鹿で良いとこなしのアルピーヌ、その一因は“同士討ち”。ガスリーはアップデートには手応えも「できるだけ早く次のモノを投入しないと」
F1
F1
日本GP
2024/04/12
鈴鹿で良いとこなしのアルピーヌ、その一因は“同士討ち”。ガスリーはアップデートには手応えも「できるだけ早く次のモノを投入しないと」

F1参戦承認はまだだけど……アンドレッティ、イギリス・シルバーストンに新ファクトリーを正式オープン
F1
F1
2024/04/11
F1参戦承認はまだだけど……アンドレッティ、イギリス・シルバーストンに新ファクトリーを正式オープン

More from
マクラーレン

なんでそんなに新パーツを作れるのか……フェラーリの積極アップデートにマクラーレン感銘「それを実現できた理由を、理解しなければいけないな」
F1
F1
オランダGP
2 日前
なんでそんなに新パーツを作れるのか……フェラーリの積極アップデートにマクラーレン感銘「それを実現できた理由を、理解しなければいけないな」

”3連覇”狙うマクラーレン、今シーズン後半も積極的マシン開発宣言「今年学んだモノは、絶対に来年にも活きるんだ」
F1
F1
3 日前
”3連覇”狙うマクラーレン、今シーズン後半も積極的マシン開発宣言「今年学んだモノは、絶対に来年にも活きるんだ」

マクラーレン、回転リヤウイングのアイデア乗り遅れに「失望」あったと認める。夏休み明けにようやく実践投入へ
F1
F1
ハンガリーGP
3 日前
マクラーレン、回転リヤウイングのアイデア乗り遅れに「失望」あったと認める。夏休み明けにようやく実践投入へ
最新ニュース

FIA、ロシアとベラルーシのドライバー/チームへの制裁を限定解除。今後はそれぞれの国旗を使っての国際レース出走が可能に
機能
General
ライブテキスト
評価
機能
General 13 時間前
FIA、ロシアとベラルーシのドライバー/チームへの制裁を限定解除。今後はそれぞれの国旗を使っての国際レース出走が可能に

F1参戦開始からたった半年で代表交代、さすがに早すぎでは? なぜ“今”なのか……キャデラックCEO、新代表の言葉から真意を探る
機能
F1
ライブテキスト
評価
機能
F1 15 時間前
F1参戦開始からたった半年で代表交代、さすがに早すぎでは? なぜ“今”なのか……キャデラックCEO、新代表の言葉から真意を探る

予選ではレッドブルのセカンド史上最もフェルスタッペンに肉薄するハジャー。しかし本人は「驚いていない」と冷静……レースペース改善を誓う
機能
F1
ライブテキスト
評価
機能
F1 17 時間前
オランダGP
予選ではレッドブルのセカンド史上最もフェルスタッペンに肉薄するハジャー。しかし本人は「驚いていない」と冷静……レースペース改善を誓う

海外F1記者の視点|デカいエンジン音は正義なのか!? V8回帰に向かおうとするF1……その是非を考える
機能
F1
ライブテキスト
評価
機能
F1 21 時間前
ベルギーGP
海外F1記者の視点|デカいエンジン音は正義なのか!? V8回帰に向かおうとするF1……その是非を考える
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録