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安全第一! フロア変更”賛成派”のマクラーレン「ヘイロー導入時の反対意見を覚えているか」

マクラーレンのテクニカルディレクターであるジェームス・キーは、FIAが安全性を理由にポーパシングの問題に介入しているのは、ヘイロー導入時の議論と似ていると話した。

Lando Norris, McLaren MCL36

写真:: Drew Gibson / Motorsport Images

 現在、FIAは安全性の懸念を理由に、F1マシンのポーパシングを抑制しようとしている。その一環として、2023年の技術規則変更が検討されているが、約半数のチームがこれに反対しているようだ。

 一方でマクラーレンは、提案されている変更を受け入れているグループに入っている。

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 マクラーレンのテクニカルディレクターであるジェームス・キーは、この議論がコックピット保護デバイスであるヘイロー導入時の批判的な議論と比較することができると考えている。

「ここで、ヘイローとの奇妙な比較をしてみようと思う」とキーは言う。

「ヘイローは言うまでもなくまったく異なるプロジェクトだ。そして、ドライバーに対する安全性の大きさという点で、非常に重要であることは分かっている」

「しかし、当時は否定的な意見も多かった。見た目がひどいとか、F1らしくないとか、いろいろ言われたのを覚えているだろう。そういうコメントばかりだった」

「いったいなぜダメなんだろうという感じだった。間違いなく、そこに危険はあるのに」

「そして今、目の当たりにしているように、議論の数年後にそれ(ヘイロー)を手に入れた。サーキットで起こったいくつかの出来事を目の当たりにして、どれほど(ヘイローに)感謝していることか。これはまったく桁が違う、はるかに程度が低いものだが、似たようなものなんだ」

「前に進んで、とにかくそれを直そう。リスクがあって、スポーツに何ももたらさない。なぜ、安全性の観点から賢明なことをしないのか?」

「なぜならそれには利害関係が絡んでいるからだ。それを捨て去るんだ」

 キーは、この問題を解決するのはチームではなく、行動するのはFIAの責任であると語った。

「言うまでもなく、チームがこの問題に苦しんでいるのであれば、それに取り組むだろう。例えば、今シーズンの初めには、いくつかのチームがこの(ポーパシングの)問題を抱えていた」

「仮に自分がFIAだと想像して、何もしなかったら、2023年になってもそれは残っているだろう。2022年に得たたくさんの知識を使って新しいマシンを開発したとしてもだ」

「ポーパシングはシミュレーションや予測が非常に難しいが、取り除く方法があることは分かっている」

「しかし、ある種の開発やダウンフォースを強化すれば、またすぐに戻ってくる可能性がある。だから、FIAとしてはそうしたリスクを冒すよりも、この問題を完全に取り除くことを試みると同時に、何人かのドライバーから寄せられた懸念に対して真剣に取り組み、何かをしていることを示すことが理に適っていると思う」

「そうしないことが怠慢だとは言わないが、ここで注意しなければならないことがある。チームがやってくれるとばかり思ってはいけない。みんなにとっての優先事項ではないかもしれないんだ。一方、彼ら(FIA)にとってはこうしたことが優先事項なのだ」

 キーは、主に技術諮問委員会を通じて、マクラーレンがFIAと、変更の可能性に関する議論に関与してきたことを強調した。

「非常にオープンな議論だった。特に安全性の問題では、いつもそうだと思う。FIAはドライバーの健康に対する懸念が高まっていることを認識していると思うし、高速コーナーで過剰にバウンドするクルマによって何かが起こる可能性があり、そこにはリスクがある」

「そして、彼らはそのようなことを非常に真剣に受け止め、いつものようにドライバーやチームと100%協力している。そして我々に何ができるかという点で、双方から提案があり、やるべきかやらないかということよりも、何が効果的かということの総意を見出そうとしたんだ」

「私としては、安全上の懸念がある場合、後戻りして実はもう問題なかったということはあり得ない。徹底的に調査して、正しい判断を下すべきだと思う」

「言うまでもなく、それはスポーツに何ももたらさない。そして、我々はそれを取り除くことに賛成だ。そうすれば、我々はより安全な環境でクルマの開発に専念することができる」

 
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