マクラーレン、自転車レースへの関与を今季限りで終了。コロナ禍の影響で
マクラーレンは、今シーズン限りで自転車チームのバーレーン・マクラーレンとのパートナーシップを終了させることを発表。自転車プロレースへの関与を終了させることを明らかにした。
写真:: McLaren
マクラーレンF1は、バーレーン・マクラーレンとして活動していた自転車ロードレースの計画を今季限りで終了することを明らかにした。
2019年のはじめ、マクラーレンはバーレーン・メリダとのパートナーシップをスタート。”バーレーン・マクラーレン”としてF1で培った専門技術を、自転車レースの世界に活かすことを試みた。
このプロジェクトは長期的なモノであり、チームはトップサイクリストのマーク・カヴェンディッシュと契約するなど、体制を整えつつあった。しかし、新型コロナウイルスの感染が世界中に蔓延した影響により、マクラーレンは財政危機に陥り、様々な計画の変更を余儀なくされた。その影響により、自転車レースのプロジェクトも白紙に戻されることになったようだ。
バーレーン・マクラーレンが発表した声明によれば、マクラーレンF1は今季限りで自転車チームをの関係を撤回し、モータースポーツのプロジェクトに集中することになった。
「バーレーン・ワールドツアー・サイクリング・チームと、英国のスーパーカーメーカーでありF1チームでもあるマクラーレンは、2020年シーズン限りで、マクラーレンがチーム・バーレーン・マクラーレンのタイトルパートナーシップを終了することを確認する」
「チーム・バーレーン・マクラーレンは、パートナーと協力して、チームをプロサイクリングのトップレベルを維持するようにしている」
「チーム・バーレーン・マクラーレンは、新型コロナウイルスの影響で中断されて今シーズンで、サウジ・ツアーやパリ-ニース、サーキット・デ・ゲチョ、ルート・ドクシタニーなどで、印象的な勝利を挙げてきた。チームは、マクラーレンのパートナーとしての貢献に感謝し、四輪レースに集中することを願っている」
マクラーレンは新型コロナウイルス感染拡大に伴い、自動車生産が一時停止。同社のF1チームもグランプリ開催が延期されやことで、収益レベルが著しく打撃を受けた。
この財政難に対処するため、マクラーレン・グループはリストラを実施。一部F1チームのスタッフを含む1200人の従業員を解雇することになった。ただ、バーレーン王立銀行から1億5000万ポンド(約212億円)の融資を受けることになり、資金難に関する危機を緩和。チームの長期的な将来が確保できることになった。
なお今季のマクラーレンF1は良いシーズンスタートを切り、第7戦を終えた段階でランキング3番手につけている。
一方現在開催中のツール・ド・フランスに参戦中のバーレーン・マクラーレンは、第5ステージを終えた段階で総合4番手につけている。
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments