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ホイールカバーに情報を表示? F1、LEDライト搭載のカバーをアブダビでテスト

マクラーレンは、アブダビで行なわれたポストシーズンテストで、リヤホイールカバーにLEDライトシステムを搭載し、将来のF1テクノロジーを予感させるような試みを行なった。

McLaren 2022 tyre detail

 2021年シーズン最終戦が終わった後、F1チームはアブダビのヤス・マリーナ・サーキットに残り、テストを実施している。このテストは、若手ドライバーの他、来季から導入される18インチタイヤを履かせた”ミュールカー”を走らせる現役ドライバーが参加している。

 このテスト初日、ランド・ノリス(マクラーレン)が乗るマシンのリヤタイヤに、LEDライトを搭載したホイールカバーが装着された。

 ノリスはこのLEDライト付きホイールカバーを装着して1周だけフライングラップを走り、ピットに戻ってからホイールカバーを取り外して走行を再開した。

 2022年のレギュレーション変更により、F1のホイールは18インチ化される。これに伴い、2009年限りで禁止されたホイールカバーもF1に帰ってくることになった。当時のホイールカバーは回転せずに整流効果を発揮していたが、2022年から採用されるカバーはホイールと一緒に回転する。

 回転するホイールカバーにLEDを搭載することで、様々な情報を表示する……そんな技術がテストされたわけだ。

 これは将来的にシリーズに導入される可能性のあるテクノロジーの一端を示すものだ。このライトは、チームのマーケティングに利用される可能性もあれば、マシンのポジションなどの情報を提供するために利用される可能性もある。

Lando Norris, McLaren MCL35M Mule

Lando Norris, McLaren MCL35M Mule

Photo by: Zak Mauger / Motorsport Images

 ピレリのF1担当者であるマリオ・イゾラは、LEDホイールカバーについて次のようにmotorsport.comに語った。

「ホイールカバーにLEDを搭載するというアイデアは、マーケティングにも活用することができる。あらゆるメッセージを表示することができる」

「しかし、ホイールカバーはタイヤのバランスを崩す可能性があるため、テストが必要なのは明らかだ。タイヤのバランスが適切に調整されていることは本当に重要だ。そうでなければ、振動が発生してしまう」

「このデバイスを搭載すれば、いろいろなことができる。ポジションを表示したり、ロゴを表示したり、予選のラップタイムを表示したり……そういうことができる。多くの可能性がある」

「技術はあるのだから、表示したいものをプログラムするのは簡単だ」

 ピットクルーが簡単にタイヤを外せるように、バランスを考えてホイールカバーのデザインを変更する必要があったとイゾラは説明する。

「来年はホイールリムやセンサー、カバーも標準化される予定だ」

「最初のバージョンのホイールリムカバーは、リムに非常に近く、ふたつの問題があった。ひとつはピットストップの際、メカニックが指を入れてタイヤを外す必要があるのだが、カバーではそれができないため、修正する必要があった」

「もうひとつは、バランスウエイトを外側につけることができなかったことだ。そのため、最新版のホイールカバーを見ると、リムを覆うような形になっているが、リムに近い部分に段差があり、メカニックがタイヤを外すときやウェイトバランスを取るときに便利なようになっている」

「この最新バージョンでは、ホイールとホイールカバーを装着した状態で、タイヤの重量バランスをとることができる。そうでないと、バランスを取った後にホイールカバーを付けると、問題が生じることがあるのだ」

 
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