F1 オーストリアGP

マクラーレン、F1オーストリアGPで大型アップデート第1弾を投入。サイドポンツーンやフロアなどを全面改良

マクラーレンは、オーストラリアGPで今季マシン『MCL60』にアップデートパッケージを投入した。

Filip Cleeren

Filip Cleeren

編集: 2023/06/30 15:09

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McLaren MCL60 technical detail

 レッドブルリンクで行なわれるオーストリアGPに先立ち、マクラーレンは今季マシン『MCL60』に大型アップデートの第1弾を投入した。

 マクラーレンはシーズン開幕前からMCL60の開発で出遅れたと認識し、まず4月のアゼルバイジャンGPで新しいフロアやリヤウイングを投入してようやくスタートラインに立った。ただカナダGPを終えた時点でチームの獲得ポイントは17点に留まり、コンストラクターズランキングでは6番手となっている。

 マクラーレンは中団グループ上位へポジションを上げるべく、7月の3ラウンドでアップデート版のパッケージを連続投入。オーストリアGP、イギリスGP、ハンガリーGPの各ラウンドでアップデートを行ない、空力パーツのほとんどが入れ替えられる予定となっている。

 オーストリアGPではまずランド・ノリスのMCL60からアップデート。金曜日に公開されたマシンでは、フロアとサイドポンツーン、エンジンカバーが刷新された。

 マクラーレンの発表によると、フルモデルチェンジされたフロアでは「フロアフェンス、エッジ部分、ディフューザー形状が刷新された」とのことだ。

 フロアは必然的にその他のボディーワークと相互に作用するため、マクラーレンはサイドポンツーンやエンジンカバーのデザインも併せて変更し、整流を改善している。

 マクラーレンは、ミラーとヘイローのフェアリングも変更。車両後方への気流の最適化を目指した。また、新しいエンジンカバーは、冷却ルーバーの形状に微調整を加えたモノだ。

Lando Norris, McLaren

Lando Norris, McLaren

Photo by: Steven Tee / Motorsport Images

 マクラーレンのアップデートの目標は空力効率の向上にあり、空気抵抗の大きさに悩まされることなくダウンフォースの発生量を増やすことを目指している。

 ノリスは、空力効率の悪さによるトップスピード不足が苦戦の原因になっていると語る。

「直線スピード不足が、僕らの戦いを厳しくしている」

 motorsport.comに対してノリスはそう語る。

「ほぼ1年を通して、僕らはストレートで一番遅かったと思う。これ(アップデート)はそれを少し改善するモノだ」

「おそらく大きな違いにならないだろうけど、小さなことが積み重なることで解消できる」

「ちょっとしたオーバーホールだ。だから低速、中速、高速で改良が行なわれるはずだ。上手くいけば、前にいるマシンより前に出られるし、もっとマシンに接近できるかもしれない」

 ノリスは、オーストリアGPがスプリントフォーマットで行われるグランプリのため、アップデートを最適化するのが難しいとはいえ、本来イギリスGPで搭載予定だったアップデートの50%を前倒し投入できたチームを称賛した。

「シルバーストンに向けてのモノだったから、その一部を手にできたことは良いステップだ」とノリスは言う。

「特に今回はスプリントレースがあるし、もしきちんとステップが踏めれば、ポイントを獲得するチャンスは2回あるかもしれない。みんなをプッシュしたのはそのためで、チームはいくつかのパーツを早く手にすることができた」

「これは今季最初のアップデートだ。バクーではアップデートしていたけど、あれはパフォーマンスを引き出すためのモノではなかった」

「とても時間がかかったようにも感じるけど、同時にチームは良い仕事をしてくれた」

「パーツが正しく機能するか確かめたい。しっかりとしたステップだという自信があると言いたいね」

 

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