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マクラーレン、レーシングポイント裁判からの撤退を表明

マクラーレンは、レーシングポイントのブレーキダクト違反に関するFIAの裁定について、対決する姿勢を見せていたが、一転して上訴しないことを決めたようだ。

Lando Norris, McLaren MCL35, leads Sergio Perez, Racing Point RP20

写真:: Andy Hone / Motorsport Images

 今季速さを見せるレーシングポイント。しかし、そのマシンは昨年型のメルセデスW10に酷似しており、”ピンクメルセデス”とも揶揄された。

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 このレーシングポイントのマシンは、レギュレーションに違反しているのではないかとして抗議したのは、ルノーである。ルノーは第2戦シュタイアーマルクGPの決勝レース終了後に、正式に抗議を提出。前後のブレーキダクトは、自チームでの開発が義務付けられたパーツのリストに入れられているにもかかわらずメルセデスW10のデザインを流用しており、レギュレーションに違反していると指摘したのだ。ルノーはその後、ハンガリー、イギリス両GPの後にも同様の抗議を提出している。

 FIAはF1 70周年記念GPの金曜朝にこの抗議に対する裁定を発表。レーシングポイントに40万ユーロ(約5000万円)の罰金とコンストラクターズポイント15剥奪の処分を言い渡した。しかし今後も、問題のブレーキダクトを引き続き使い続けることが許された。

 今回のケースは非常に複雑であるため、通常の1時間ではなく24時間以内に、この裁定に対して上訴する意思がある場合には、その旨を通知するよう指示された。

 土曜日の朝までに上訴の意思を通知したのは5チーム。それらのチームには、さらに96時間、上訴を続けるか、それとも終了させるか、その態度を明確にするための猶予が与えられた。そしてその期限は、8月12日(水)の英国時間9時30分(日本時間17時30分)に設定されている。

 フェラーリとルノーは、上訴を継続する意向を固めているという。一方ウイリアムズは、12日の午前中に決断を発表するとしている。また、ペナルティを科された側のレーシングポイントも控訴する意向を持っていると見られるが、まだ何も発表していない。

 FIAのシングルシーター技術部門の責任者であるニコラス・トンバジスは先週、F1 70周年記念GPの際に、マシンのコピー問題を明確化すると表明した。マクラーレン はこのFIAの姿勢を歓迎。チームは今回の訴訟に対して関与を取り下げるとしながらも、「関心を持って訴訟の行方を注視する」と明かした。

 実際、少なくとも2チームが上訴することを表明しているため、マクラーレンが関与を続けることで得られるモノはほぼゼロに等しいとも言える。

「マクラーレン・レーシングは、ルノーによるレーシングポイントに対する抗議に関して、FIAスチュワードの決定に上訴しないことを決定した」

 マクラーレンはそう声明で明らかにしている。

「チームは今回の件に対するスチュワードの決定と調査結果を歓迎する。そして重要なのは、FIAが規則に対する違反を調査し、罰することができることを示したということだ」

「またマクラーレン ・レーシングは、チームがコンストラクターであることが明確に定義されているスポーツとしてのF1を保護するために、FIAがスポーティングレギュレーション及びテクニカルレギュレーションを明確にすること、そしてF1世界選手権には他の競技者のコピーとなるクルマが登場する可能性を排除することについて満足している」

「これらのことを考慮し、考慮できる全ての要因を視野に入れた結果、マクラーレン・レーシングは控訴を継続しないことを決めた」

「さらにマクラーレン・レーシングは、訴訟を継続するというフェラーリとルノーの決定を尊重し、関心を持って訴訟の行方を注視していく」

 ルノーは火曜日の夕方、上訴を続けていくことを表明している。

「レーシングポイントのブレーキダクトに関するスチュワードの決定に、異議を申し立てる意向を確認する。それまでの間、FIAおよび全ての利害関係者と協力し、2021年シーズンに参戦する全てのチームが、独自の空力コンセプトを独自に開発するための明確で執行可能な規制の枠組みを作り上げる作業に、集中的に取り組んでいく」

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