マクラーレンCEO、チームの構造的欠陥に言及「意思決定が”渋滞”している」

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マクラーレンCEO、チームの構造的欠陥に言及「意思決定が”渋滞”している」
Adam Cooper
執筆: Adam Cooper
翻訳:: 松本 和己
2018/07/14 4:36

マクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンは、チームの意思決定プロセスには渋滞が起きていると明かした。

Zak Brown, McLaren Racing CEO talks with the media
Fernando Alonso, McLaren MCL33
Zak Brown, McLaren Racing CEO
Fernando Alonso, McLaren MCL33
Fernando Alonso, McLaren
Fernando Alonso, McLaren MCL33
Fernando Alonso, McLaren MCL33

 マクラーレン・レーシングのCEOであるザク・ブラウンは、F1チームとしてのマクラーレンには構造的な欠陥があり、その意思決定プロセスには”渋滞”が起きていたと明かした。

 今季からルノー製のパワーユニット(PU)を搭載するマクラーレンは、表彰台争いをすることを目標に掲げていた。しかし中団争いからは抜け出せず、チームのホームレースであるイギリスGPを前に、レーシングディレクターを務めていたエリック・ブーリエが辞任。チームのマネジメント体制再編がスタートした。

 ブラウンは外部の人材雇用を含めた、さらなる変更が今後行われる可能性があるとしており、チーム内には個人が重要な決断を下す自由がなかったと話した。

「私は各個人が創造力に富んだ起業家のようになって欲しいのだが、組織構造的にこのチームはそれを許していない」

「それが、迅速な意思決定を出来なくしていると私は思う。”委員会”で決定を下すのが適している時もあれば、個人が決断すべき時もあるはずだ」

「我々の意思決定プロセスとそのスピードは遅く、時には”渋滞”を起こしている。だからそれを変える必要がある。構造的かつ組織的な問題が、我々の最大の問題だ」

「しかしチームには才能溢れる人材が多くいる。これまでの環境では発揮できなかった才能を、開花させる必要がある。また迅速に組織を形成できるように、経験のある人材を招く必要がある」

「F1チームを率いる私の仕事は、適切なリーダーシップを発揮し、チームに方向性を示すことだ。そして誰もが”マクラーレンはこうあるべき”だと思う姿を取り戻すのだ」

 2015年からF1に復帰したホンダと提携していたマクラーレンだが、苦しいシーズンを過ごし2018年から両者は袂を別つことになった。マクラーレンが抱えていた構造的な欠陥は、両者の関係に少なくない影響を与えたと思われるが、ブラウンはチーム体制の変更にホンダとの関係は影響していないと話した。

「我々はホンダとの関係については何も議論していない。我々は今を見据えている。自分たちが犯したミスを認識し、間違いから学んで、それを繰り返さないようにする。しかし過去を振り返って、何か違うことができたはずだとは考えない」

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シリーズ F1
チーム マクラーレン 発売中
執筆者 Adam Cooper