F1マイアミGPで大幅アップデートのマクラーレン、打倒メルセデスなるか。タイトル争いを占う重要な一戦に?
5週間の休止期間と大幅なアップグレードパッケージ投入を経て、F1マイアミGPはマクラーレンにとってメルセデスに挑戦する絶好の機会になるかもしれない。
元インディカー・ドライバーでF1TVのプレゼンターでもあるジェームズ・ヒンチクリフは、F1マイアミGPはマクラーレンがメルセデスに勝つ絶好のチャンスになる可能性があると考えている。
マイアミGPは、サウジアラビアGPとバーレーンGPの中止により、予想外の5週間の休止期間を経て開催される。各チームは少しリセットし、マシン開発を進める機会を得ることができた。
中断期間に加え、FIAとF1は苦情や安全上の懸念を受けてレギュレーションに微調整を加えており、これが序列の再編につながる可能性もある。
マクラーレンのチーム代表アンドレア・ステラは、過去2年間勝利しているマイアミGPに、ほぼ完全に新しいマシンを持ち込むと述べた。
「我々の意図としては、完全に新しいクルマを投入するという考えが常にあった」とステラ代表は語った。
「特に空力アップグレードという観点で、北米ラウンドに向けてその計画を維持したかった。もちろん、カレンダー変更によって多少助けられたのは事実だ。他のチームにとっても同じだろうが、レースに追われるよりも、より効率的に開発へ集中できたはずだ」
「全体として言えるのは、マイアミとカナダを通じて、まったく新しいMCL40を見ることになるということだ。とはいえ、これは我々のライバルたちにとっても同様だと考えているので、勢力図が大きく変わるとは限らない」
しかしヒンチクリフは、大きな変化が起きる可能性があると見ている。『F1 Nation Podcast』に出演したヒンチクリフは、次のように語った。
「まるでシーズンが再開したようなものだ」
「これだけの休止期間があったことで、最初の3戦から得た情報やデータから、どのチームも多くのアップグレードを持ち込んでいることが分かっている」
「彼ら(マクラーレン)はトップ3チームの中で見ても、十分にチャンスがあると思う」
「ここ数年、メルセデスもこのサーキットでは非常に速かったことを忘れてはいけない。特に昨年のアンドレア・キミ・アントネッリの走りは本当に印象的だった。とはいえ、今回のレースはマクラーレンにとって今季最大のチャンスになる可能性がある。というのも、ある意味で”リセット”されたようなタイミングだからだし、歴史的にも彼らはここで良い走りをしてきているからだ」
元F1ドライバーのジョリオン・パーマーもこう付け加えた。
「彼らはこのレースにかなり自信を持って臨んでいる。”新しいクルマ”という話題で持ちきりだし、マイアミはもともとアップグレード投入のタイミングとして計画されていた。数年前にも同じことをして、ノリスが大規模アップデートによって初優勝を挙げたよね。今年も似たようなアプローチだ」
「昨シーズンはタイトル争いでかなり無理をしていたから、序盤戦は耐えながら進めて、マイアミをターゲットにしていたんだと思う。中東の2レースが開催されなかったのは、彼らにとってはプラスだっただろうね。遅れを取り戻す時間ができたから」
「勝てるかどうか、優勝争いができるかは分からないけど、メルセデス製パワーユニットの理解も進んできている。それに、フリー走行が30分長くなるのも非常に重要になると思う。これだけ多くのアップデートを投入するなら、その走行時間は大きな意味を持つ」
「今週末で、彼らがタイトル争いに加われるかどうかが見えてくると思う。もしここで十分な前進ができなければ、シーズンを通して追いつくのは難しいだろうね」
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