走れば走るほど元気になるフェルスタッペン……レッドブル、ニュル24時間への参戦を最大理解「彼には我々を説得する必要はない」
レッドブルのローレン・メキーズ代表は、今年のニュルブルクリンク24時間レースに参加することになったマックス・フェルスタッペンについて、チームを説得する必要などまったくなかったと語った。
写真:: Zak Mauger / LAT Images via Getty Images
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、今年のニュルブルクリンク24時間レースに参戦することが決まった。そのことについてレッドブルのチーム代表を務めるローレン・メキーズは、フェルスタッペンがチームを説得する必要などまったくなく、むしろ走り続けることこそが、フェルスタッペンの原動力になっているように感じると語った。
フェルスタッペンはF1に参戦する傍ら、GT3レースへの参戦を昨年からスタート。そして念願叶い、ニュルブルクリンク24時間レースに今年初参戦することになった。
現在F1は、年間に24戦が開催されている。つまり2週間に一度はF1のレースが開催されるということであり、普通に考えれば他のレースに出るような余裕はないはずだ。しかしフェルスタッペンは、前述の通り昨年GT3レースに挑戦。それ以外にも、F1のレースの合間を縫ってシミュレーションレースに参戦。グランプリ期間中に、シミュレーションの24時間レースに挑んだこともあった。
普通のドライバーならば、そんな過酷なスケジュールの中別のレースに出るなど、チームが許可することはないだろう。しかしフェルスタッペンはチームに許可を取る必要などないと、メキーズ代表は言う。
「彼は我々を説得する必要なんて全くないのだ」
「マックスとは数分話せば十分だ。レースの話になると、彼の顔が輝き、目がキラキラと光るんだ。どんなクルマに乗るかなんて、彼には関係ないんだ」
メキーズ代表によれば、その姿勢はフェルスタッペンの特徴であるという。多くのドライバーが、多忙なシーズンを戦い抜くためにエネルギーを慎重に配分しているのに対し、フェルスタッペンはむしろ走れば走るほど、戦うエネルギーを充電しているようにすら見えるというのだ。
「一見すると、エネルギーを消耗するように思えるかもしれない。しかし実際に彼は、より多くのエネルギーを手にしてサーキットに戻ってくるんだ」
このイメージは、フェルスタッペン自身も以前語っていたことがある。ニュルブルクリンク24時間レースに参戦するのは、F1を戦うのとは大きく異なるため、彼にとっては新鮮な挑戦である。そしてそういうレースに参加することが、一種のリラックス方法になっているというのだ。
そしてメキーズ代表は、そんなフェルスタッペンの姿勢は、チームに伝播しているようだ。
「彼はモータースポーツを心から愛している。そしてそれは、我々全員がモータースポーツが好きだからこそここにいるということを思い出させてくれる。素晴らしいことだ。彼は自由な時間をレースに費やすのが大好きなんだ」
そしてレッドブルの社内でも、フェルスタッペンのそうした想いを理解しているようで、今やリスクとはみなされておらず、フェルスタッペンのコンディションとモチベーションを維持するための重要な手段と捉えられている。
今やフェルスタッペンは、F1チャンピオンであるというだけではなく、ステアリングを握るあらゆる機会を逃さない、熱狂的なモータースポーツ・ファンなのである。
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