メルセデスF1、批判浴びたキングスパンとのスポンサー契約を双方合意で解消

メルセデスは、批判を受けていたキングスパンとのスポンサー契約を解消することを発表した。

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 メルセデスは、国際的な断熱材メーカーであるキングスパンとのスポンサー契約を、双方合意の上で解消することを、12月8日(水)に発表した。

 メルセデスは先週のサウジアラビアGPを前に、新たなパートナーにキングスパンが加わったことを発表したが、同社がグレンフェル・タワーの大規模火災を関わっていたことから、この契約は批判を集めていた。

 キングスパンの断熱材は、タワーの外壁に使用された製品の1つであり、72名の死者を出した悲劇における同社の役割が公的な調査で検証されている最中だ。

 事故の生存者や遺族で構成される団体『グレンフェル・ユナイテッド』は、メルセデスのトト・ウルフ代表に公開書簡を送り、キングスパンとのスポンサー契約に対する嫌悪感を表明した。

 加えて、イギリスの住宅・コミュニティ・地方自治大臣を務めるマイケル・ゴーブ議員もこの件に反応し、政府はモータースポーツにおける広告・スポンサーシップの規制内容に修正を行なう用意があるとウルフに対して警告した。

 これを受けて、ウルフは土曜日の段階で契約を再検討する可能性を示唆。そして、アブダビでのシーズン最終戦を前に、双方合意の上で契約を終了したことを発表した。

「メルセデスAMGペトロナスF1チームとキングスパンは、本日、パートナーシップを終了することで相互に合意したことを発表した」

 メルセデスは声明でそう述べている。

「先週発表された新しいパートナーシップでは、キングスパンがチームの新しいサステナビリティ・ワーキンググループを率いて、将来的に環境に配慮した持続可能な最先端のソリューションを通じて二酸化炭素削減を実現することを目的としていた」

「しかしその後、両社が意図していたポジティブな影響があったにもかかわらず、現時点でパートナーシップを進めることは適切ではないと判断し、即刻中止することで合意した」

 グレンフェル・ユナイテッドはこのニュースに対し、メルセデスは「キングスパンとの関係を断つという正しいことをした」と、述べた。

「正義がまだ遠くにある中で、このような小さな一歩を踏み出すことで、我々は戦い続けることができる」

 
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