F1オランダGPは混戦模様に? フェラーリ勢、メルセデスとマクラーレンのスピードに驚き隠せず
フェラーリのシャルル・ルクレールとカルロス・サインツJr.は、F1オランダGP初日にメルセデスとマクラーレンが見せた強力なペースに驚いているようだ。
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
F1第14戦ベルギーGPでレッドブル勢に完敗したフェラーリだったが、高いダウンフォース性能が求められるザントフールトで行なわれる第15戦オランダGPは、その差も縮まると広く予想されていた。
その下馬評通り、フェラーリは速さを見せた。ただオランダGPの初日を終えて、多くが予想していなかったのは、メルセデスとマクラーレンの強力なペース。それにはフェラーリのシャルル・ルクレールやカルロス・サインツJr.も驚きを隠せないようだ。
フリー走行1回目では、ジョージ・ラッセルとルイス・ハミルトンのメルセデス勢が1‐2を記録した。フリー走行2回目ではフェラーリ勢が1‐2となったものの、3番手にはハミルトン。両セッション共に、マクラーレンのランド・ノリスが4番手に並んでいた。
レッドブル勢は、マックス・フェルスタッペンのFP1でのマシンストップもあり後塵を拝したが、少なくともフェラーリとメルセデス、マクラーレンの差は接近しているようにも見える。
レッドブルの3連勝を許し、今季のタイトル獲得のチャンスが消えかけているルクレールにしてみれば、メルセデスやマクラーレンは厄介な存在となる。
そのルクレールは初日を終えて次のように語っている。
「みんなすごく接近しているし、これだけみんなが接近しているのはやっぱり驚きだ」
「(土曜日は)トリッキーな1日になるだろうけど、もう一歩前進できることを楽しみにしている」
また、サインツJr.はこう語る。
「スパではあんなに厳しい週末を過ごす事になったのに、僕らは競争力を取り戻したみたいだ」
「でも、みんなのスピードにはかなり驚いている。マクラーレン、メルセデス、そしてレッドブル……みんな0.3秒の中にいる。予選に向けて、かなりタイトになるとは思うけど、エキサイティングだね!」
Carlos Sainz, Ferrari F1-75
Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images
初日の走行では、レッドブルがマシンの挙動に問題を抱えていた一方で、フェラーリは速さを見せた。しかし、両ドライバーからはマシンバランスの改善の声が上がっている。
「微調整が必要だと思う。予選想定ラップは、理想的なバランスとは程遠い状態だった」とサインツJr.は言う。
「セクター1とソフトタイヤのウォームアップ、それにバランスを少し改善する必要があると感じている。でも予選に向けて、微調整と細かい詰めが重要になる」
また、ルクレールも2日目以降に向けてマシンバランスの改善が必要だと語る。
「全体的にバランスが難しいんだ」とルクレールは言う。
「アンダーステアに苦労しているし、(コーナー)出口ではかなり厳しい。でも一歩前進できると確信しているよ」
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments