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メルセデスの“意味深”無線、マルチ21ではない? 「妄想はやめよう!」とチーム代表

メルセデスのトト・ウルフ代表はF1オーストリアGPでバルテリ・ボッタスとルイス・ハミルトンのふたりに送った無線は、チームオーダーを示す隠語ではないと語った。

Valtteri Bottas, Mercedes F1 W11 EQ Performance, leads Lewis Hamilton, Mercedes F1 W11 EQ Performance

写真:: Charles Coates / Motorsport Images

 2020年のF1開幕戦ではメルセデスが終始リードを保ち、バルテリ・ボッタスが優勝した。しかしボッタスも、彼のチームメイトであるルイス・ハミルトンも、ギヤボックスにトラブルが発生しており、リタイアの危機が差し迫っていた。

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 彼らは問題の悪化を避けるために、縁石に乗って走行することは避けるように無線で指示を受けた。そして、別の無線で伝えられた「緊急:シャシー デフォルト ツー ワン」というメッセージは、多くの疑念を生むことになった。この無線メッセージは2013年のマレーシアGPでレッドブルがセバスチャン・ベッテルとマーク・ウェバーに伝えられた「マルチ21(=チームオーダー)」を想起させるため、チームオーダーが発令されていたのではないかとの憶測が広がったのだ。

 レース後、チームオーダーを発令したのかを問われたウルフ代表は「偏執的な妄想はよそう! これはマルチ21とは何の関係もない」と答えた。

「我々はマシンに問題が無い限りそうした行ないはしたことがないし、シーズン序盤のレースで口出しをしたことなどない。彼らは互いに、完全に自由にレースをしていた」

「ふたりには、縁石を避けるよう同じ助言をした。そして当時の段階では基本的に脅威(となるライバル)はなかったため、我々はパワーユニットを低出力モードに切り替えたんだ」

「チームオーダーはまったく存在しなかった。隠されたモノも、狡猾なモノも直接的なモノも存在しなかった」

 なおハミルトンには予選降格ペナルティが科され、更にレース終盤にはアレクサンダー・アルボン(レッドブル)との接触により5秒間のタイム加算ペナルティを受けた。結果としてハミルトンは2番手でフィニッシュしたものの、ペナルティにより4位に後退し、表彰台を逃してしまった。

 ウルフ代表はハミルトンをボッタスの前に出し、先行させることでギャップを広げて2位を守るという考えも検討されていたと言うが、最終的に状況があまりにも複雑だとして実行されなかったようだ。

「後のすべての情報があれば、(ハミルトンが)3位になれていたかもしれない。話し合いはあったが、本当に複雑な状況だった」

「我々は何年か前にブタペスト(ハンガリー)で同じようなことを行ない、(マックス)フェルスタッペンに先行されそうになるという経験がある。私の考えはバルテリに何が起こっているのか、つまり5秒のペナルティのことを説明し、そして最終ラップで再びバルテリを先行させるようルイスに依頼することだった」

「バルテリがもしついてこられなかった場合、彼は最後にルイスを抜くことはできず、より新しいタイヤを持つ(シャルル)ルクレールや(ランド)ノリスがいれば、バルテリはレースに勝つどころか4位で終えていたかもしれない。このような入れ替えは複雑すぎるし、リスクが大きすぎる」

 

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