メルセデス、レッドブルとの大激戦を予想。鍵になるのは路面温度か「暖かくなると彼らの問題も解決するはず」
メルセデスは、F1サンパウロGPのスプリントで優位に立ったが、決勝レースではレッドブルが近づいていくると考えている。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
F1サンパウロGPの決勝でフロントロウを独占しているメルセデスは、路面温度が上げればレッドブル勢と激しいバトルになると予想している。
スプリントでは、ミディアムタイヤを履いて苦戦したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を、ソフトタイヤを履いたジョージ・ラッセル(メルセデス)が攻略した。
ルイス・ハミルトンもスプリントを3番手で終えた。カルロス・サインツJr.(フェラーリ)のペナルティもあって、ハミルトンは決勝レースを2番グリッドからスタート。メルセデスがフロントロウを独占する形となった。
スプリントを4番手で終えたフェルスタッペンは3番グリッドに。セルジオ・ペレスも4番グリッドと、メルセデス対レッドブルという構図になっている。
メルセデスは素晴らしいペースを見せたが、トラックサイド・エンジニアリングディレクターであるアンドリュー・ショブリンは、決勝レースではレッドブルが有利になる可能性があると警告している。
「1年を通してのデータを見ると、明日はマックスが速くなりそうだ」とショブリンは語った。
「路面が暖かくなれば、彼らの問題も解決するだろう。それに、間違ったタイヤを履いているわけでもない。我々はみんな、ソフトだけでなく、ミディアムやハードも使うことになる。だから、よりタフな戦いになるだろう」
「でも今回は、これ以上ないくらい良いポジションにつけている。2台とも上位につけているのは素晴らしいことだ。それに最近はレースペースもいいしね」
「だから、我々に何ができるかを見てみよう。とてもハードコアなバトルになるのは間違いないだろう。でも、初勝利を得るために必死で頑張っているんだ」
スプリントレースの開始時間は、現地16時30分だった。一方で、決勝レースは15時スタート。路面温度はスプリントよりも高くなりやすいだろう。
フェルスタッペンはスプリントをミディアムタイヤでスタート。他のドライバーが履いたソフトタイヤほど機能させることができなかったが、ショブリンはタイヤ選択について、「彼ら(レッドブル)が、ミディアムタイヤが弱いということを知らなかったというわけではないだろう」と語った。
「彼らはそのタイヤが弱いと分かっていたと思う。明日2セット使うより、今日のうちに済ませておこうというわけだ。だから戦略的にマシな方を選んだのだと思う」
スプリントにおける、メルセデスの印象的なパフォーマンスについては、ショブリンは次のように話した。
「スプリントレースは一般的に、1時間だけセットアップを自由に変更できる時間(FP1)があって、予選になるとそれが固定される」と、ショブリンはMotorsport.comの取材に答えた。
「持ち込みのセットアップがうまくいけば、いいポジションにつけることは言うまでもない。金曜日のコースはかなりトリッキーだったが、マシンはそれなりにうまく機能していた」
「今朝はリヤのオーバーヒートが酷く、あまり良い状態とは思えなかったが、コンディションがより涼しくなったことが、我々に適していたのだろう」
「明らかに、問題の一部をそれが解決してくれたのだと思っている。ちょうど良いウインドウにハマったみたいだ。それに2台とも正しいタイヤを履いていたから助かったんだ」
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