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メキシコGP、勝利を分けたターン1。メルセデス「信じられないほど早く3ワイドになってしまった」

F1メキシコGPのスタート直後にマックス・フェルスタッペンに逆転を許してしまったメルセデス。想定よりも早く、ターン1に向けて3ワイドになってしまったと語った。

Max Verstappen, Red Bull Racing RB16B, leads Lewis Hamilton, Mercedes W12, Valtteri Bottas, Mercedes W12, Daniel Ricciardo, McLaren MCL35M, Sergio Perez, Red Bull Racing RB16B, and the rest of the field at the start

写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images

 F1メキシコGPの予選で下馬評を覆し、フロントロウを独占したメルセデス。しかしターン1でトップに立ったのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だった。

 3番グリッドからスタートしたフェルスタッペンは、ポールポジションを獲得したバルテリ・ボッタスの左側のスペースにマシンを滑り込ませると、ターン1に向けてブレーキングを遅らせ、メルセデスの2台を大外刈りする形でオーバーテイクし、トップに立った。

 その後は全く危なげなくトップを快走したフェルスタッペンが優勝。何としてもフェルスタッペンを抑え、タイトル争いを優位に進めたかったメルセデスにとっては、悔しい結果となった。

 2位でレースを終えたルイス・ハミルトン(メルセデス)はレース後、ボッタスがフェルスタッペンに対して「ドアを開けていた」と指摘。フェルスタッペン自身は「ギリギリのオーバーテイクだった」と振り返った。

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 メルセデスの戦略ディレクターであるジェームス・ボウルズは、ターン1までの距離が長いメキシコでは、ターン1に向けた戦略を練ることが重要だったと説明。ボッタスがグリッドポジションの優位性を生かして、ハミルトンを後ろのフェルスタッペンから守るための牽引役を務めるはずだったと語った。

「ターン1への戦略とアプローチは非常に単純なものだった」

「バルテリはスタートが良ければ、ルイスにトウを使わせることで、フェルスタッペンの脅威を確実にカバーすることができたはずだ」

「しかし結果的には、バルテリはフェルスタッペンやルイスよりも若干スタートが悪かった。大きな差がついたわけではなく、4メートルほどだったが、ルイスが後ろにつけないほどだった」

「さらに、フェルスタッペンのスタートが良かったことで、あっという間にバルテリの横に並んでしまった。その結果、信じられないほど早く3ワイドになってしまった」

 3台が横並びになったことで、フェルスタッペンはターン1に向けて最適なラインを走ることができた。一方、ボッタスとハミルトンはレーシングラインから外れてしまったのだ。

 しかしボウルズは、それだけがフェルスタッペンがトップに浮上した理由ではないと指摘。フェルスタッペンがブレーキングで攻めたからこそ、オーバーテイクを許してしまったと分析した。

「それでも、ブレーキングのところでの差はほんの数メートルだったはずだ。みなさんが目の当たりにしたような差ではなかったはずだ」

「最終的には、ドライバーたちは自分がやれると思ったところでブレーキを踏むんだ。フェルスタッペンのコメントを見れば、彼がベストを尽くしていたことは明らかで、それが功を奏したんだ」

「その結果、我々は負けてしまった。さらに、他のマシンがロックしていたのも見えた。リカルド(ダニエル・リカルド/マクラーレン)もその一人だったが、その後、接触が起こってバルテリがスピンし、隊列の後ろに押しやられてしまった」

 ボウルズは、レッドブルがレースでメルセデスよりも「はるかに良いマシン」を持っていたと認めながらも、チームがアドバンテージを維持していれば、もっと戦略的な選択肢があったのではないかと感じている。

「もし、我々が逃げて1-2体制になっていたら、レース中ずっとレッドブルを相手に防御することができたと思う」

「逆に我々がトップでも、2-3番手をレッドブルが占めていたら、レースをリードし続けることは非常に困難だったと思う」

「彼らはピットストップを1台は早めに、もう1台は遅くすることが出来た。我々は最終的に妥協することになっていただろう」

「スタートで起きたことを踏まえると、ルイスの2位という結果は、パフォーマンスに基づいた正しい結果だ。それを維持できたことを嬉しく思う」

「レース中はずっと防御的な戦略をとっていた。もちろん、バルテリの場合はふさわしい結果を得ることができなかった。ターン1でスピンしていなければ、最悪でも4位、現実的には3位を獲得していたはずなんだ……」

 
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