メルセデス、ベッテルの戦略を理解も「ポジションの方が重要だった」

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メルセデス、ベッテルの戦略を理解も「ポジションの方が重要だった」
Valentin Khorounzhiy
執筆: Valentin Khorounzhiy
2018/05/14 6:06

メルセデスのウルフ代表は、フェラーリが上海でのレッドブルを真似ようとしていた戦略に理解を示した。

Sebastian Vettel, Ferrari SF71H, Valtteri Bottas, Mercedes AMG F1 W09
Bonnington, Mercedes AMG F1 Race Engineer, Valtteri Bottas, Mercedes-AMG F1 and Lewis Hamilton, Mercedes-AMG F1 celebrate on the podium with the champagne
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W09, Sebastian Vettel, Ferrari SF71H, Valtteri Bottas, Mercedes AMG F1 W09, Kimi Raikkonen, Ferrari SF71H, Max Verstappen, Red Bull Racing RB14 and Daniel Ricciardo, Red Bull Racing RB14
Valtteri Bottas, Mercedes AMG F1 W09, Kimi Raikkonen, Ferrari SF71H, Max Verstappen, Red Bull Racing RB14 and Daniel Ricciardo, Red Bull Racing RB14
Sebastian Vettel, Ferrari SF71H, Valtteri Bottas, Mercedes AMG F1 W09, Kimi Raikkonen, Ferrari SF71H and Max Verstappen, Red Bull Racing RB14
Kevin Magnussen, Haas F1 Team VF-18, Sebastian Vettel, Ferrari SF71H and Valtteri Bottas, Mercedes AMG F1 W09
Sebastian Vettel, Ferrari SF71H leads Valtteri Bottas, Mercedes-AMG F1 W09
Sebastian Vettel, Ferrari, on the grid

 メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウルフは、スペインGPの決勝レースでフェラーリのセバスチャン・ベッテルがピットストップを2回行うという戦略を採ったことについて、メルセデスも同様の戦略を採用する可能性があったことを認めた。

 スタートでバルテリ・ボッタス(メルセデス)をパスしたベッテルは、最初のピットストップ後も順調に2番手を走行していた。しかしレース後半にVSC(バーチャルセーフティカー)が導入された際、彼は2回目のピットストップを行った。

 この時上位勢でベッテル以外にピットストップを行ったドライバーはおらず、彼は4番手にポジションを落とした。その後は3番手を走るマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を追うも、オーバーテイクすることはできなかった。

 一方メルセデスはルイス・ハミルトンもボッタスもピットストップを1度しか行わなかったものの、そのままレースを走りきり1-2を達成した。だがウルフは、ベッテルが2回目のタイヤ交換を行ったことに驚いていないとレース後に話した。

 彼は、フェラーリが中国GPでのレッドブルを真似ようとしたのだと考えている。メルセデスもその策を検討していたが、ハミルトンがピットインを遅らせていたフェルスタッペンを追い抜くのに苦戦したため、この戦略を採用しないという決断をしたのだと明かした。

「決断を下すというのは常に非常に難しいものだ」

「我々も過去にそのような決断を下したことがある。上海は”トラックポジションの入れ替えvsフレッシュタイヤ”という状況だった」

「今日(日曜日)はもう一度その戦略を議論したが、フェルスタッペンをオーバーテイクするのに苦労している状況を基に考えた結果、我々にとってトラックポジションの方が重要だということは明らかだった」

「フェラーリは反対だった。上海ではダニエル・リカルド(レッドブル)とフェルスタッペンがうまくいっていたのを見ただろう。彼らもそれを考えていたのだと思う」

「難しい決断だ。なぜ彼らがそうしたのか、私は完全に理解している」

 ベッテル本人はこれについて、メルセデスのように1ストップのまま”ステイアウトする選択肢はなかった”と語っている。

 一方ミディアムタイヤで47周を走り切ったボッタスは、当初は1ストップ作戦が可能だという確信を持てていなかったと認めた。

「1ストップでレースを走る切ることが可能だなんて、もちろん思ってなかった」

「だけどコンディションが変わって、今日はタイヤが予想よりもうまく機能した。だからこれができたんだ」

「チームはよく対応してくれて、僕たちはそこにとどまることができてよかった。だけどフェラーリはそうではなかった。今日は賢く、良いレースができたと思う」

 メルセデスは、最初のピットストップでボッタスをベッテルの前に出すためにオーバーカットを試みたが、ピットロード出口でベッテルに先行を許してしまった。

 しかしボッタスは、2番手を取り戻すチャンスが来るはずだと考えていたと話した。

「レースを通して、僕の方が良いペースだと感じていた」

「ご存じのように、ここではオーバーテイクをするのがとても難しい。僕は必要な時に常に彼にプレッシャーをかけることはできたけど、追い抜くためには2台の間にもっとギャップが必要だ」

「僕たちは1回目のピットストップで最初のチャンスを失ってしまったので、次のチャンスを待っていた」

「今日のように競争力のあるマシンがあれば、後でチャンスが来るはずだ。チームとして良い決断をして、彼の前に出ることができて満足だ」

Additional reporting by Stuart Codling and Scott Mitchell

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