メルセデス、フェラーリ”スーパースタート”への対抗策を検討中

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メルセデス、フェラーリ”スーパースタート”への対抗策を検討中
Jonathan Noble
執筆: Jonathan Noble
翻訳:: 田中健一
2018/07/11 8:32

メルセデスは、フェラーリが最近見せる”スーパースタート”に対応するため、ファクトリーで”多くの仕事”をしていると語る。

 メルセデスはフランス-オーストリア-イギリスの3連戦すべてでポールポジションを獲得した。しかし決勝では、フェラーリのスタートの良さに悩まされている。

 まずフランスでは、バルテリ・ボッタスがセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)にスタートで追いつかれ、結局接触という末路を辿った。オーストリアではフロントロウを独占しながらも、3番グリッドスタートのキミ・ライコネン(フェラーリ)の中央突破を許しそうになった。また、記憶に新しいイギリスGPでは、1周目にハミルトンがライコネンと接触することとなり、勝利を逃した。

 メルセデスのトラックサイド・エンジニアリング・ディレクターであるアンドリュー・ショブリンは、スタートのセットアップパターンを改善しようとしていると語る。

「このことを理解するために、我々は今週、ファクトリーで多くの仕事をしている」

 ショブリンはメルセデスのYouTube向け動画でそう語った。

「もしポールポジションを得たならば、フェラーリ同様のスタートを切らねばならないことを、我々は理解しているからだ。それが、ホッケンハイム(次戦ドイツGP)でやろうとしていることだ」

 シルバーストンでの”出遅れ”の原因について、ショブリンは次のように語った。

「簡単な答えは、ホイールスピンしていたということだ。予想していたよりも、グリッドのグリップが少なかった」

「我々はそこでスタートの練習を行い、そしてシルバーストンで、実際にグリッドからスタートした」

「しかし、日曜日には何らかの理由で、期待していたようなスタートが全くできなかった。ホイールスピンをするとすぐにトラクションを失ってしまい、ポジションも失ってしまったのだ」

マシンのダメージは最小限だった

 なおショブリンは、ライコネンとの接触によりハミルトンのマシンはダメージを受けなかったと説明した。しかしながら後方に下がったハミルトンは、前を走るクルマの乱流に悩まされ、その際にはフロアにダメージを負った可能性を危惧していたという。

「我々は大きなダメージを全く受けなかった」

 そうショブリンは語る。

「かなりの衝撃だったが、ダメージを受けなかったのは、かなり幸運だった」

「実際には、ルイスがフロアについての不満を言っていたことがあった。我々はその時、空力的なダメージがあるかもしれないと疑っていた。しかしそれは、前を行くマシンの乱流の中で走っていただけだった」

「前が開けた時だけ、クルマの状態を感じ取り、ペースを把握することができた。その時、我々はマシンのダメージが非常に小さいことを、本当の意味で理解することができた」

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シリーズ F1
チーム フェラーリ 発売中 , メルセデス 発売中
執筆者 Jonathan Noble