メルセデス、2023年を戦うマシン『W14』に点火! 2023年の逆襲に向けてまず一歩
メルセデスは、2023年シーズンのF1を戦うマシン『W14』の始動を済ませたことを明らかにした。
Lewis Hamilton, Mercedes W13
Mark Sutton / Motorsport Images
メルセデスは、ファクトリーのスタッフがクリスマス休暇に入る直前に、2023年シーズンを戦うマシン『W14』のパワーユニットに火を入れたことを明らかにした。
メルセデスが公開した短い動画では、マシンを始動する様子が映し出されているが、マシンはリヤの衝撃吸収構造の一部が映ったのみだった。
2014年に現行のパワーユニットレギュレーションが導入されて以来初めて、無冠でシーズンを終えたメルセデス。過度のポーパシングに悩まされ、問題の真相を突き止めるのに1年の大半を費やすことになった。
シーズン終盤になってマシンの問題を把握したメルセデスは、アメリカGPで投入した最後のアップデートが効果を発揮。サンパウロGPでワンツーフィニッシュを飾り、なんとか未勝利でシーズンを終えることは避けた。
2023年シーズンに向けては、ゼロサイドポッドのデザイン変更も含め、より大規模なコンセプトの見直しが予想される。
メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、W13の何が問題だったのかを分析し、2023年に向けてチームの方向性を変更することになったと語っている。
「マシンのDNAが来年に向けて変化するのは明らかだ」
「必ずしもボディワークが大きく変わるということではないんだ。でも、クルマのDNAの一部、つまりクルマの構造は来年に向けて変わっていくことは確かだ」
メルセデスは来年もドライバーラインアップを維持し、ルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルは2シーズン連続でチームメイトとなる。
パワーユニットの開発は凍結されており、2023年に大幅なパフォーマンスアップが臨める要素ではないものの、メルセデスは復活を目指すシーズンに向けてまずは重要な一歩を踏み出したと言えるだろう。
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