メルセデスの躍進は止まらない? マシン改善に”グッド・アイデア”残す

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メルセデスの躍進は止まらない? マシン改善に”グッド・アイデア”残す
執筆:
2019/05/15 0:36

メルセデスは、すでにライバルに対して大きなアドバンテージを持っているにも関わらず、マシンをさらに改善することができると考えている。

 開幕戦から5戦連続のワンツーフィニッシュを達成したメルセデス。しかしチームは、マシンとパワーユニット(PU)をさらに改善することができると確信しているようだ。

 今後、マシンとPUをどれだけ改善することができると考えているかと、メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフに尋ねると、彼はmotorsport.comに次のように答えた。

「パワーの面では前進できる。だがレギュレーションが成熟している中で、過去にあったような大きな改善はできない。それでも、2基目のエンジンに対して、本当に良い仕事が行われている」

「シャシーの性能をさらに引き出すという意味では、”グッド・アイデア”が残っている。レギュレーションが新しくなってまだ5戦目だ。もっとポテンシャルを解放することができるはずだ」

「それが、我々が”今の道”を進むと決めた理由でもある。我々が使ってきたフロントウイングのコンセプトは、短期的には苦戦するリスクがあったとしても、長期的にはポテンシャルがあると感じているんだ」

 メルセデスに5連敗を喫した形のフェラーリは、苦戦の原因を追求する上でマシンコンセプトが間違っていた可能性があると認めた。

 フェラーリのフロントウイングは、ウイング両端に向かってフラップの高さが低くなっており、生み出す絶対的なダウンフォース量が不足する代わりに、マシン外側に向かう気流”アウトウォッシュ”を管理し、効率を改善する道を選んでいると考えられる。

 このコンセプトは、当初はうまく機能していたかもしれないが、ダウンフォースを改善するという点で、足枷となっているようだ。

 もしフェラーリが今のマシンコンセプトを転換する必要があると判断した場合、軌道修正に数カ月かかる可能性がある。それまでに、チャンピオンシップ争いは完全に終了してしまうだろう。

 そして今のところ、メルセデスもその成功に浮かれているわけではない。彼らは、ライバルであるレッドブルとフェラーリが、メルセデスの脅威となるために必要なものを持っていると考えている。

「どちらのチームも適切なリソースを持っており、簡単に立ち直れるだけのツールを持っているんだ」とウルフは語った。

「我々がバルセロナで過ごした週末は、おそらく7年間で最も強力なもののひとつだった。ただ我々はその影響で陽気になっている」

「もしモナコでフェラーリが強力な週末を過ごしたら、みんなが『メルセデスを止めた。少なくとも今年、メルセデスの支配は終わった』と言うだろう」

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執筆者 Jonathan Noble
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