「ホンダは最後に挑戦してくるはず」メルセデス代表、レッドブル&ホンダの来季躍進を警戒
メルセデスF1のトト・ウルフ代表は、2021年シーズンでF1活動を終了するホンダがレッドブルのために最後にパワーユニットを大きく向上させてくると考えているため、油断できないと語った。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
F1の2020年シーズンはメルセデスが圧倒的な強さを示しており、第13戦エミリア・ロマーニャGPでコンストラクターズタイトルの獲得を決定した。彼らは既に2021年シーズンに開発の焦点を移しており、来年も競争力を発揮してくるだろうと予想されている。
ただライバルであるレッドブルがシーズン後半になってパフォーマンスを上げ、マックス・フェルスタッペンがメルセデス勢に食らいついていることからも、レッドブルのペースが向上してきていることは確かだ。
そしてメルセデスのトト・ウルフ代表は2021年シーズンに向けて、レッドブルというライバルの躍進を心配している。2021年限りでパワーユニット供給を終了するホンダが来年、大きく改善された新型PUを投入して強さを増してくると考えているからだ。
「今シーズンは我々が最もギャップを築いた強いシーズンだったと言うこともできるかもしれないが、我々は常に心配している」
レッドブルの躍進を心配しているかという問いに、ウルフ代表はそう答えた。
「マックス(フェルスタッペン)も素晴らしい仕事をしている。彼はおそらくマシンの実際の力以上のものを引き出している。毎週末、彼はメルセデスに指先でしがみついている、そういった既視感がある」
「来年、ラストシーズンだからホンダは挑戦してくると私は思っている。レッドブルもやる気に溢れているはずだ。もちろん、マックスもだ」
なおレッドブルは2022年以降に使用するパワーユニットについて、ホンダのプロジェクトを引き継いで使用することを希望している。ただその前提として彼らが求めているPU開発凍結については、ルノーとフェラーリが反対の姿勢を示しており、実現するかは不透明な状況だ。
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