ハミルトンのFP2でのパフォーマンスは不可解……悩むメルセデス
メルセデスF1のチーム代表であるトト・ウルフは、ルイス・ハミルトンがシュタイアーマルクGPのフリー走行2回目で苛立たしいセッションを走った後、チームは「暗闇の中にいる」と語った。
Lewis Hamilton, Mercedes-AMG Petronas F1 speaks to the media
Steve Etherington / Motorsport Images
メルセデスのルイス・ハミルトンは、シュタイアーマルクGPのフリー走行2回目を6番手で終えた。彼のタイムは、チームメイトでこのセッションを2番手で終えたバルテリ・ボッタスよりも0.6秒以上遅れたモノだった。
今回のグランプリの土曜日のセッションは、荒天に見舞われるとの予報が出ている。そのためセッションは、異なるアプローチによって行なわれた。仮に予選が土曜日に行なわれなかった場合には日曜日朝に順延される予定だが、この日曜朝の予選も実施できなかった場合、決勝のスターティンググリッドは、FP2の結果がそのまま反映されることになる。
メルセデスF1のチーム代表であるトト・ウルフ曰く、FP2でのエンジンモードは完全な予選モードではなかったというが、通常の金曜日よりは出力を上げていたようだ。
「フルアタックではなかった。しかし半分の力しか発揮していなかったわけでもない」
そうウルフ代表は語った。
「我々はいつもよりも出力を増した。通常は金曜日には使わないパフォーマンスレベルで、マシンを走らせたんだ」
「我々は少しばかり暗闇の中にいる。特にルイスのタイムに関しては。マシンに問題があったんだ」
「現時点では、細かいところは分からない。マシンは低速や中速コーナーなど、至る所で問題がある。しかし我々には、全てのデータがあるため、時間をかけてそれを確認する必要がある」
予選に向けてチームがどう対処するのか、それを尋ねられたウルフ代表は、次のように語った。
「それほど多くのことはない。先週と比較して、(レッドブル・ホンダのマックス)フェルスタッペンは改善されたし、特にレーシングポイントは本当に前進した」
「他の誰もが遅い。ちょうど我々のようにね。しかしパフォーマンスがどこにあるのか、それを確認するために多くの考察とデータがある」
当のハミルトンも、FP2のパフォーマンスについては説明できないと語った。
「よく分からないけど、何も言えない」
そうハミルトンは語った。
「比較的普通に感じた。しかしタイムは、理想とはかなりかけ離れていた。その理由を理解するために、行なうべき仕事がかなりたくさんある」
「FP1では快適に走ることができたし、FP2の序盤もかなり良い感じだった。でもその後すぐに、パフォーマンスが落ち始めた。他の人たちは速いし、バルテリも明らかに良いペースだった。明日は、少し良くなることを願っている」
FP2の順位によってグリッドが決まる可能性があることを尋ねられると、ハミルトンは次のように語った。
「もし予選ができなかったら、それは最悪だ。FP2は素晴らしい結果じゃなかったし、先週よりも後方からスタートすることになるからだ。だからそうなれば、間違いなく難しいことになるだろう。日曜日に激しい雨が降らないよう願える踊りがあるなら、僕はそれを踊るだろうね」
ハミルトンは、全体のパフォーマンスが開幕戦よりも接近していると認める。
「たしかにそう見える。でも、実際にはフリー走行で何が起きているかは分からない。他のチームはかなり速くなっているようだ」
「先ほども言ったように、僕らはいくらか仕事をしなきゃいけない。雨が降っても、ドライブできるようなモノであることを願っている。僕は雨の中でもドライビングが好きだからね」
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