まさかの敗北喫したメルセデス、アブダビGP最終周のリスタートめぐり2件の抗議提出

F1最終戦アブダビGPをほぼ支配しながら、まさかの敗北を喫してドライバーズチャンピオンを逃したメルセデスとルイス・ハミルトンは、リスタートを巡って2件の抗議を提出しているようだ。

まさかの敗北喫したメルセデス、アブダビGP最終周のリスタートめぐり2件の抗議提出

 劇的な展開となったF1最終戦アブダビGP。波乱の展開でタイトルを逃したメルセデスは、FIAに2件の抗議を提出した。

 ルイス・ハミルトン(メルセデス)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が同ポイントで並ぶ、大激戦となった2021年シーズンのF1。最終戦アブダビGPも、そのシーズンを締めくくるにふさわしい、波乱のレースとなった。

 レースはスタートで先行したハミルトン優位に展開。2ストップ戦略で追い上げようとしたフェルスタッペンも寄せ付けず、ハミルトンは完璧なレースで8度目のチャンピオン獲得に近づいていた。

 しかし、最終盤にニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)がクラッシュ。セーフティカーが出動した。ハミルトンはフェルスタッペンに逆転される可能性があったため、先にピットインすることができなかったが、フェルスタッペンはピットインしてソフトタイヤに交換。逆転のチャンスを伺った。

 そしてファイナルラップにレースが再開されると、タイヤのアドバンテージを活かしたフェルスタッペンがハミルトンをオーバーテイク。大逆転でトップチェッカーを受け、初のチャンピオン獲得を決めた。

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 メルセデスが不満を持っているのは、セーフティカー走行中のフェルスタッペンの動きと、FIAの判断だ。

 抗議のうちのひとつは、『セーフティカーがピットに戻った後、初めてコントロールラインを通過するまでは、セーフティカーを含むコース上の他車を追い越すことはできない』という競技規則第48条8項に関するものだ。

 フェルスタッペンは、リスタート前のターン12でハミルトンと並走したように見えたからだろう。

 また当初、ハミルトンとフェルスタッペンの間には、周回遅れのマシンが5台いた。F1レースディレクターのマイケル・マシは、周回遅れのマシンはセーフティカーをオーバーテイクしないように指示したため、ハミルトンはバックマーカーを盾に、レースを再開できるかと思われた。

 だがレース再開直前に、マシは2台の間にいた周回遅れ5台のみにセーフティカーを追い越すよう指示。フェルスタッペンはハミルトンのすぐ背後でリスタートを迎えることができた。

 競技規則の第48条12項には、『競技長が安全であると判断し、全ての競技参加者に”周回遅れの車両は追い越し可”のメッセージが送信された場合、周回遅れになった車両は、リードラップの車両とセーフティカーを追い越すことが要求される』と記されており、メルセデスはFIAの中途半端にも思える判断に不満を持っているようだ。

 この抗議は、規定で定められているレース終了後30分の時間枠内で行なわれた。メルセデスは「ヒアリングが行なわれるまで、その詳細についてはコメントしない」と付け加えている。

 
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