メルセデス、災い転じて福となす? 新PU導入遅れで性能上積み

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メルセデス、災い転じて福となす? 新PU導入遅れで性能上積み
Adam Cooper
執筆: Adam Cooper
翻訳:: 松本 和己
2018/06/24 13:35

メルセデスのチーム代表は新PUの導入が遅れたことで、”フェイズ2.1”のPUではさらにパフォーマンスを上げることができたと語った。

Valtteri Bottas, Mercedes-AMG F1 W09
Toto Wolff, Executive Director (Business), Mercedes AMG
Lewis Hamilton, Mercedes-AMG F1 and Sebastian Vettel, Ferrari celebrate in parc ferme
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W09
Lewis Hamilton, Mercedes-AMG F1 W09
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W09
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W09, celebrates after taking pole position

 メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、パワーユニット(PU)のアップグレードが遅れたことで、フランスGPで導入された”フェイズ2.1”のPUでは、パフォーマンスをより高めることができたと話した。

 本来カナダGPで導入される予定だった”フェイズ2”と呼ばれるPUは、ベンチテストの最終段階で問題が発生し、急きょ導入が中止された。

 元々の運用プランでは、パワーが重要なカナダGPでPUをアップグレードし、それほどパワーが重要ではないハンガリーGPを旧スペックのPUで戦うことになっていたが、メルセデス、ウイリアムズ、フォースインディアの6台は、開幕戦から使用している仕様のPUでカナダGPを戦った。

 フランスGPまでの2週間で、メルセデスのPUにはいくらか修正が加えられ、さらにベンチテストが行われた。そして、フェイズ2.1としてフランスGPで導入されたのだ。

 ウルフによれば、この最新仕様PUのパフォーマンスはカナダの時点よりも優れているという。

「我々は、モントリオールでフェイズ2のエンジンを持っていた」と、ウルフはmotorsport.comに語った。

「すべてが予測通りに実行され、エンジンが出荷された」

「(ベンチテストでの)最後のロングランでイレギュラーなことが起きたので、モントリオールでエンジンを走らせる100%の自信が持てなかった。だから、我々はフェイズ1のままでカナダGPを戦うことにした」

「そしてこの数日で、パッケージとしてトラブルを補うだけでなく、予想していたものよりパフォーマンスを上げることができた。少しだがね」

「金曜日にこのことについて話すのを少し制限していたのは、モントリオールで同じような状況があったからだ」

「(カナダでは)我々は新しいエンジンを持っていると言って、実際のレース週末にはそれがなかったんだ」

 ウルフは、PU導入の遅れが結果として幸運だったと認めた。

「私は一般的に、カルマを信じている。すべての出来事には理由があるんだ」

「おそらく性能を上げ、最大限のパフォーマンスを引き出すことができると、自信を持つために我々には時間が必要だったんだ」

「どのくらいのパワーアップがあったか皆さんが知りたがっているのは分かっているが、それは教えられない」

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シリーズ F1
イベント フランスGP
ロケーション サーキット・ポール・リカール
チーム メルセデス 発売中
執筆者 Adam Cooper