F1 バーレーンGP

メルセデス、バーレーンGP決勝は単独走行で”テストセッション”に?「ここからが勝負だ」

メルセデスは、F1バーレーンGPはフェラーリやレッドブルのペースに及ばず、レースをテストセッションのように扱っていたと明かした。

Jonathan Noble

Jonathan Noble

編集: 2022/03/22 17:16

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Lewis Hamilton, Mercedes W13

 メルセデスは、F1開幕戦バーレーンGPでルイス・ハミルトンが3位表彰台を獲得。ジョージ・ラッセルも4位に続いたが、これはレッドブルの2台がレース終盤にリタイアしたためであり、メルセデスのレースペースはフェラーリおよびレッドブルには遠く及ばなかった。

 ハミルトンは第1スティントこそ上位勢に食らいついたものの、リヤウイングの空気抵抗が大きかったことやハードタイヤを履いたことなどが影響し、遅れていってしまった。

 前に追いつくチャンスも、後ろに追いつかれるリスクもない状況に置かれたメルセデスは、この機会を利用していくつかのことを試していたと、チーム代表のトト・ウルフは明かした。

「ある意味、我々全員にとって新しい状況だった。なぜなら我々は、3〜4番手と、6番手の間の無人地帯にいたんだ」

「だから、より多くの実験ができる。ハードタイヤを実験した価値があったと思う。上位陣の戦略とはまったく違うものだったし、言うまでもなくうまくいかなかった。だからもっとマイレージを重ね、もっと学習するんだ」

 ウルフは、メルセデスが現時点で3番目に速いクルマであることは間違いないものの、多くのエリアで向上する必要があると言う。

「5番手や6番手というのは、我々の現状を反映したものだろう」

「ソフトタイヤでの最初の数周は競争力があったと思うし、前の何人かのドライバーよりも速いとは言えないまでも、持ちこたえることができたと思う。でも、デグラデーション(タイヤの性能劣化)がより激しかったんだ」

「とは言え、我々にとっては有益なテストだった。我々はハードタイヤを試してみたが、明らかに良くなかった。1周1秒遅かったし、ミディアムタイヤでもパフォーマンスを引き出すことができなかった。上位陣と互角のレースをするためには、改善しなければならない点がたくさんあるんだ」

 メルセデスはパフォーマンスを最大化し、ポーパシングを最小化するためのセットアップのスイートスポットを見つけるために、まだ試行錯誤をしているところだ。クルマのバウンドを抑えるためにセットアップを妥協しているため、メルセデスはもっと大きなポテンシャルを秘めていると確信している。

 だからこそウルフは、現状を打破するためには、単に新しいエアロパーツを装着すればいいというものではない、と言い切るのだ。

「パーツを持ってくることよりも、クルマが持っていると信じている、あるいは持っていてほしいと願っているパフォーマンスを、どうすれば発揮できるかを理解することだと思う」

「パフォーマンスという点では、新しいパーツを投入する前に、私はそこを見たいと思う」

 ウルフは、レースでの勝利やタイトル争いを考える前に、メルセデスがパフォーマンス面で大きな一歩を踏み出す必要があることを認めている。

「現状でチャンピオンシップを考えるのは早すぎる」

「今日の順位を見てみると、どのチャンピオンシップも争いに加わるまでにはとても遠い、とても長い道のりがあるように思える」

「でもひとつのレース週末として見れば、おそらく最大限のポイントを獲得できたはずだ」

「ここからが勝負だ。そこからさらに前進しなければならない。現実的に考えて、3番手になった時点で優勝のことは考えられなかったからだ」

 

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