F1 オーストラリアGP

メルセデス、オーストラリアGPでは「パワーユニットの冷却が限界だった」予想以上の高気温が原因

メルセデスは、F1オーストラリアGP決勝レースで直面したパワーユニット冷却の「限界」について説明。それがルイス・ハミルトンに「困難な状況に追い込んでくれた」と言わせた原因になったという。

Luke Smith

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編集: 2022/04/14 14:28

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Lewis Hamilton, Mercedes W13, George Russell, Mercedes W13

 メルセデスは、F1第3戦オーストラリアGPの決勝レース中にルイス・ハミルトンから発せられたコメントは、パワーユニット(PU)の冷却が限界に近かったからだと説明した。

 アルバート・パーク・サーキットで行なわれたオーストラリアGP。レース後半、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)のリタイアもあり、ジョージ・ラッセルとハミルトンのメルセデス勢が3番手、4番手を走行した。

 ラッセルから1秒ほど後方を走っていたハミルトンは、ピットウォールにこう無線を飛ばした。

「君たちは僕を本当に難しいポジションに追いやってくれたね!」

 ハミルトンは4位でレースを終え、その後無線で伝えたメッセージはマシンのオーバーヒートに関連したモノであり、チームを批判する意図はないと明らかにしていた。

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 メルセデスのモータースポーツ・戦略ディレクターであるジェームス・ボウルズは、決勝日が想像よりも気温が高かったことで、ハミルトンが冷却に苦しんだことを説明した。

「あれはエンジンの冷却が全てだった。レース中にPUを冷やし続けることが全てだったのだ」とボウルズは言う。

「我々は想像の通り、全てを極限までプッシュしている。そのひとつがエンジンの冷却で、ボディワークを閉じたり、ルーバーのデザインを変えたりすることで、冷却を行なうのだ」

「どうするかの判断は土曜日に行なわれるが、日曜日にレースをするまで24時間あった。そして今回は、気温が予想よりも1度か2度高かった」

Lewis Hamilton, Mercedes W13, George Russell, Mercedes W13

Lewis Hamilton, Mercedes W13, George Russell, Mercedes W13

Photo by: Steve Etherington / Motorsport Images

「その結果我々だけでなく、どこのチームからも聞こえてくる通り、エンジンとPUの冷却能力は限界に達してしまった」

「レース中、マシンに追従するためにルイスは自分のやっていることを妥協しなければならなかった。前のマシンから流れるダーティーエアから外れて、ラジエターに冷たくてきれいな空気を送り込んで、PUの温度を下げる必要があったのだ」

「でもそうすると前のマシンとバトルをすることはとても難しくなってしまう」

 レッドブルのフェルスタッペンがリタイアしたこと、そしてラッセルとハミルトンが3位、4位に入ったことで、メルセデスはコンストラクターズランキングで2番手の座を保っている。

 しかしメルセデスは今季、マシンのポーパシングの対処に追われたこともあり、フェラーリとレッドブルからはペース面で後れを取っている。オーストラリアGPでは、ハミルトンとラッセルのふたりはレッドブルのセルジオ・ペレスとバトルを繰り広げたが、メルセデスは依然として上位陣から離されているとボウルズは言う。

「オーストラリアでは、予選でフェラーリから1秒遅れ、決勝ではルクレールが圧倒的だったという現実を直視しなければならない」

「今季最も競争力があったのは、依然としてバーレーンだ。その一例として、上位勢との差を挙げることができる」

「レースが進むごとに、我々は何をテストし、何を開発していくべきかという行動計画を持っている。ライバルたちも皆、同じようなことを思っているはずだ」

「ただ重要なのは、我々が上位勢とのギャップを埋めることだ」

 

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