グロージャン涙。渡航制限の影響でメルセデスとのF1テストが今年の夏に延期

メルセデスF1チームは、アメリカ-フランス間の渡航制限のため、ロマン・グロージャンとポール・リカールで行なう予定だったテストを延期することを決定した。

グロージャン涙。渡航制限の影響でメルセデスとのF1テストが今年の夏に延期

 メルセデスF1チームは、昨年のバーレーンGPでの大クラッシュでF1を離れたロマン・グロージャンとプライベートテストを実施する予定だったが、渡航制限の影響でテストの延期を決定した。

 当初、グロージャンは6月25~27日に開催されるF1フランスGPで2019年のチャンピオンマシンであるメルセデスW10のデモ走行を実施し、29日にはポール・リカール・サーキットで本格的なテストを行なう予定だった。

 その後、フランスGPの日程が1週間前倒しされた。インディカーのロード・アメリカ戦と日程が重複し、グロージャンはフランスGPでのデモ走行を実施することはできなくなったが、29日のテストには参加する予定だった。

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 しかしフランスの新型コロナウイルス対策により、このテストは延期されることになった。グロージャンがアメリカからフランスに渡航した後、隔離を受けなければいけないからだ。

 16日(水)、メルセデスはソーシャルメディアに、グロージャンのメルセデスでのテストが 『渡航制限と検疫の必要性から延期された』と投稿した。

 チームは、グロージャンのF1キャリアにふさわしい終わり方をさせるために、今年の後半に新たなテストの日程を模索すると付け加え、『我々はロマンにメルセデスのF1マシンでのチャンスを与えることを約束しており、今年の夏にテストの日程を再設定するように取り組んでいる』としている。

 これに対し、グロージャンは『最新の空力アップデートを楽しみにしている』とコメントしている。

 

 5月のインディカー第4戦インディGPでポールポジションと2位表彰台を獲得したグロージャン。F1ではバーレーンGPでの激しいクラッシュにより、2020年シーズンのラスト2戦を欠場。すっきりしない形でF1を離れており、いずれかのチームとテストを行ない、それをF1最後の思い出にしたいとしていた。

 F1のポッドキャスト『Beyond the Grid(ビヨンド・ザ・グリッド)』に出演したグロージャンは、メルセデスとのテストについて次のように語った。

「バーレーンの病院のベッドにいたとき、僕は指が使えなかったから、僕の携帯電話の操作は他の人に助けてもらっていたんだ」

「そうしたら友達が『ああ、トトが(最終戦が行なわれる)アブダビに戻れなかったら、メルセデスでテストができるって言ってるよ』って教えてくれたんだ。それを聞いて僕は、ああそうか、それは超クールだ、と思ったんだ」

「もちろん、その時はとても気に入っていた。でも、それが実現しないことが分かる日まで、僕はアブダビに戻りたいと思っていた。その後、家に戻って少し回復してから、最終的にはメルセデスから電話をもらったんだ」

「いくつかの点で、信じられないほどのチャンスだ。僕は今でもF1のファンだし、今でもレースを見ている。今までもF1マシンを運転していたけど、今度は2019年の世界チャンピオンマシンを運転することになった。このマシンは、最終的には、おそらくこれまでに製造されたF1マシンの中で最速だった2020年のマシンからそれほど離されていない」

「プレッシャーや、こなさなければならないプログラムなどもなく、それをドライブできる。確かにプログラムはあるけど、それよりも『やってみよう、楽しんでみよう』という感じだ」

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