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F1のドメニカリCEO、2022年に向け「レッドブルとメルセデスの関係修復が必要だ」と主張

F1のステファノ・ドメニカリCEOは、2022年に向けてレッドブルとメルセデスの関係を修復する必要があると語った。

Toto Wolff, Team Principal and CEO, Mercedes AMG, Christian Horner, Team Principal, Red Bull Racing

写真:: FIA Pool

 2021年のF1は、メルセデスのルイス・ハミルトンと、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがシーズン終盤まで激しいタイトル争いを展開し、両チームの関係もシーズン終盤になるにつれて緊迫したものになっていった。

 レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表と、メルセデスのトト・ウルフ代表はFIA記者会見やメディアを通じて衝突。お互いを批判し合うこともあった。

 最終戦アブダビGPで行なわれたシーズン最後のミーティングでふたりは握手を交わしたものの、アブダビGPレース終盤のセーフティカーによるリスタートをめぐる論争や、レース後のメルセデスによる抗議など、すっきりした決着とはならなかった。

 12月21日(火)、名誉あるロレンツォ・バンディーニ賞(その個性やレースに対する姿勢等の多方面において強い印象を与えたドライバー・関係者らに授与される賞)を受賞したF1のステファノ・ドメニカリCEOは、来年に向けてF1が取り組むべきことのひとつは、今季の失敗を長引かせないことだと述べた。

 なによりも、メルセデスとレッドブルがスポーツのために関係を修復することが重要だと彼は考えている。

 2022年に向けて不安はないかと問われたドメニカリは、次のように答えた。

「確信を持って生きている人たちは良く眠れるだろうね!」

「しかし、我々には多くの疑問があり、それに向き合わなければならない。最終的に管理しなければならない問題があるのだ」

「レッドブルとメルセデスの関係を日々評価している。彼らは関係を回復しなければならないし、何の利益にもならない個人的な衝突を避ける必要がある」

 メルセデスはチャンピオンの行方を決定づけたアブダビGP終盤のリスタートについて、今も憤慨している。この件に関する控訴は取り下げたものの、この出来事について調査するために設置された委員会を通し、FIAの責任を追及することを誓っている。

 F1オーナーのリバティ・メディアは、この問題はFIAのモハメド・ベン・スレイエム新会長に任せたいとして、この論争の影響について今のところ沈黙を守っている。

 この状況について、ドメニカリは次のように語った。

「我々はすでに会長と話をした。彼が直面しなければならない優先課題について話したが、それはたくさんある」

「しかし現段階では、非常に過熱していたエリアでこれ以上論争を起こさないために、沈黙を守るのが正しいことだ。だが、我々は20億人以上の人々に見守られる特別なシーズンを終えたのだと言いたい」

「アブダビGPは2021年のスポーツイベントの中で最もフォローされたイベントだった。これはとてつもない数字で、我々は誇りに思うべきだ」

「FIAの会長が変わったことで、我々にとって絶対的な役割を持つFIAのバランスも変わってくるかもしれない」

 
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