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メルセデスF1、マシンアップデートの早期投入を否定……早くても第6戦エミリア・ロマーニャGPか? ウルフ代表語る

メルセデスF1のチーム代表であるトト・ウルフは、少なくともエミリア・ロマーニャGPまでは、マシンに大規模なアップデートが投入されることはないと断言した。

Lewis Hamilton, Mercedes F1 W14

Glenn Dunbar / Motorsport Images

 昨年に引き続き、今年も大いに苦労しているメルセデスF1。この状況に痺れを切らし、同チームのトト・ウルフ代表はシーズン中にマシンのコンセプトを変更することも辞さないという構えを見せているが、第6戦エミリア・ロマーニャGPより前に大規模なアップデートが行なわれることはないという。

 今季のメルセデスは、大苦戦した昨シーズンからの復活を遂げ、今季はレッドブルを脅かす存在になるのではないかと見られていた。しかし、シーズンが開幕するとその期待は脆くも崩れ去った。レッドブルに差を拡大されたばかりか、アストンマーチンにも先行を許す格好となり、表彰台すら争えない状況に陥っている。

 この状況に、ウルフ代表はマシンのコンセプトをシーズン中に変更することを示唆。また、トラックサイド・エンジニアリング・ディレクターであるアンドリュー・ショブリンも、開発段階で今季マシンW14の限界を悟っていたことを明かしている。

 そのため、マシンの再設計は必須。しかしそのプロジェクトには、数ヵ月を要するのは火を見るよりも明らかだ。

 サウジアラビアGPの際、メルセデスはアゼルバイジャンGPもしくはマイアミGPに、最初のアップデートパッケージを投入するのではないかという噂も飛び交った。しかしウルフ代表は、早々にアップデートが行なわれることを否定。最短でも第6戦エミリア・ロマーニャGPになると語った。

「我々は良いステップ、良い開発を行なっている。しかしそれを確実に実行し、確認し、パーツを製作する必要があるのだ」

 ウルフ代表はSky Sporsのインタビューにそう語った。

「だから、イモラ(エミリア・ロマーニャGP)の前に、アップデートを投入することを目指しているわけではない。我々も、正しい形でアップデートを行ないたいと思っているんだ」

 ウルフ代表はこのアップデートの効果に期待を寄せているものの、”奇跡”が起きることを期待すべきではないとも語った。

「確かに良い方向に進んでいる」

 そうウルフ代表は語った。

「しかし、奇跡のようなことを期待するべきではない。例えば、突然0.5秒の差をつけてポールポジションを獲得するようなことをね」

「そのアップデートは、フェラーリ、アストンマーチン、そして我々という集団の中での、立場を強化するようなことだと思う。とはいえ、良い一歩になるだろう」

 アップデートが投入される以前の3戦については、パフォーマンスを追求するのではなく、セットアップの最適化を目指していくとも、ウルフ代表は語る。

 サウジアラビアGPの週末には、ルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルの間で、サスペンションのセッティングについて好みが別れたと言われている。こういう問題を解消しようとしているのだ。そして、忍耐が必要な日々が続く可能性があることを受け入れつつも、チームが進む道筋は明確であるという。

「バーレーンのレース後、色々なことが明確になった瞬間があったんだ。我々は実際には、ロックを解除できなかった何かを機能させようとしていたんだ」

「そして今、その道筋は明らかになったが、簡単に辿れるようなモノではないだろう。ただ、時間はかかるだろうが、どこへ向かうべきなのかは分かっている」

 ラッセルも、アップデートが効果をもたらすことを期待していると語る。

「当然のことながら、色々なことをすぐにマシンに投入していくことはできない。しかし、いずれ大きな変化が見られると思うし、ラップタイムでそれを示すことができるのを願っている」

「冬の間、間違った方向性で開発していた時に見つけたモノよりも、この2〜3週間の方が多くの成果を得られているだろう。だから、間違いなく正しい方向に向かっているんだ」

 
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