F1 ベルギーGP
来年こそは……メルセデスF1、2024年型マシンではパフォーマンス追求望む「これまでは問題解決を強いられてきた」
メルセデスのトラックサイドエンジニアリングディレクターであるアンドリュー・ショブリンは、チームがマシンの問題解決からパフォーマンス追求へと開発の主軸を移していると語った。

Adam Cooper
編集: 2023/07/27 19:07
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2022年に現行テクニカルレギュレーションが導入され、F1マシンがグラウンドエフェクトカーとなって以降、それまで常勝軍団だったメルセデスは苦しい戦いを強いられている。
2022年シーズンはバウンシングやポーパシングへの対処を強いられ、2023年はシーズン序盤に空力コンセプトを変更する“大手術”をマシンに施した。
メルセデスは、W15という名前になるであろう来季マシンでマクラーレンが今シーズン遂げたような躍進を目指している。チームのトラックサイドエンジニアリングディレクターのアンドリュー・ショブリンは、マシン開発の焦点を問題解決からパフォーマンス追求へと切り替えていると語った。そして以前の“ゼロポッド”のように、初期に選択したデザインによって開発オプションが縛られないことを望んでいるという。
「このレギュレーションとマシンの仕組みからして、我々はこれまで、問題を解決することに集中してきた」
チームが公開した動画コンテンツを通じて、ショブリンはそう語った。
「バウンシングやバランスの問題を解決しようとしていた」
「でも問題を解決していくにつれて、マシン開発でパフォーマンスだけを追求できるようになる」
「来季マシンの焦点は、重要な決定事項によって開発の幅を増やすことだ。どのチームも1年を通してどれだけパフォーマンスを上げてきたかは、今年を見れば分かる」
「たださっきも言った通り、問題を解決することに焦点を置くのではなく、どうすればラップタイムを向上し、常にポールポジションを狙える位置に戻って、勝利を狙えるようにできるのかを考えている」
Andrew Shovlin, Trackside Engineering Director, Mercedes-AMG, in the team principals Press Conference
Photo by: Glenn Dunbar / Motorsport Images
またショブリンは、ルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルがハンガリーGPの決勝レース序盤に妥協を強いられた理由についても説明。当時は想定していた冷却レベルを越えていたため、両ドライバーはオーバーヒートを避けるためにリフト&コーストを強いられたという。
「冷却の予測が不十分だったという問題があった。なぜ想定通りじゃなかったのかを調査しているところだ」とショブリンは言う。
「この結果、ドライバーにリフト&コーストをしてもらうことになった。これはストレートエンドへ到達する前にスロットルを離して、コーナーへの進入の最初の数秒間はノーブレーキで、その後にブレーキをかけるというものだ」
「パワーユニットの冷却には役立つが、ラップタイムが犠牲になる。そしてドライバーは、前のマシンを攻めることができないということを意味する」
温度をコントロールできたことで、終盤に両ドライバーはペースを上げ、ハミルトンが4位、ラッセルは6位フィニッシュとなった。
「レース後半、クリーンエアを得られたことで、温度の面でも良い状態だった」
「ドライバーが前のマシンにアタックできるようになったし、良いペースを見せられた。タイヤのデグラデーション(性能劣化)の面で良かったということもある」
「スティント序盤よりも、終盤の方が良い感じだった。この傾向やまずまずのパフォーマンスは、特にジョージに見て取れた。彼の第1スティント終盤はかなり良かったんだ」
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