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メルセデス、F1マイアミGPでマシンをアップデート……浮上のきっかけを掴めるか?

メルセデスは、2022年のF1マシン”W13”のポーパシングを抑えつつ、車高を低くするためのアップグレードを、マイアミGPに向けて準備しているという。

George Russell, Mercedes W13, Fernando Alonso, Alpine A522

写真:: Carl Bingham / Motorsport Images

 メルセデスは今季、激しいポーパシングに見舞われている。そのため、当初予定していたよりも遥かに高い車高でW13を走らせる必要があった。これに対処するためのアップグレードを、次のマイアミGPに投入することを目指しているようだ。

 ここまで4戦を終えた段階で、メルセデスの勝利はゼロ。3位表彰台が2回あるだけという状況であり、昨シーズンまで常に優勝争いを繰り広げていた状況とは雲泥の差となっている。

 その最大の原因は、今季マシンW13が激しいポーパシングに見舞われていることだ。このポーパシングを抑えるために車高を上げなければならないが、車高を上げることはダウンフォースが失われるということに直結する。ゆえにメルセデスはパフォーマンスの面で大いに苦しんでいるのだ。

 メルセデスは、当初予定していた車高で走らせることができれば、W13はかなり良いペースで走ることができるはずだと確信している。そしてそれに向けた対策となるアップデートを、次のマイアミGPに投入予定であるという。

 メルセデスのトラックサイド・エンジニアリングディレクターであるアンドリュー・ショブリンは、今回のアップグレードにより全ての問題が即座に解決されるわけではないが、少なくとも正しい方向に向かっているかどうかを確認できると語った。

「我々は現在どこにいるのかを理解している。そして、望んでいるポジションに辿り着くために、埋める必要のある差が存在するのも分かっている。しかしチームとしては、これはエンジニアリングの課題であるということに集中している。これは非常に興味深い、エンジニアリングにおけるチャレンジなんだ」

 ショブリンはそう語る。

「我々にとっては新しい問題であり、これを乗り越え、理解していく必要がある。これには非常に膨大なエネルギーが必要だが、我々は日々前進しており、学びを深めている。うまくいけばすぐにでも、おそらくマイアミに、マシンに新しいパーツを持ち込むことができる。そして我々が正しい方向に進んでいるかどうかの指標を手にすることができるはずだ」

「一夜にして解決できるとは期待していない。しかし正しい方向に進んでいるという手がかりを得ることができれば、起きていることの根底に辿り着いたということになる。正しい方向に進んでいることが確認できれば、非常に嬉しいね」

 メルセデスのトト・ウルフ代表はエミリア・ロマーニャGPの週末に、W13の真のポテンシャルを”解き放つ鍵”を見つけなければならないと語っていた。これについて尋ねられたショブリンは、次のように語った。

「それは決まり文句のようなモノだ。でも現実に我々は、設計した通りにマシンを走らせることができていない」

「予定よりも高い車高で走る必要がある。高い車高で走ると、パフォーマンスが低下する。多くのチームがこの問題に苦しんでいるため、今ではグリッド上のほとんど全てのマシンがこの問題に当てはまるかもしれない。そして我々は、車高を上げることがそれ(ポーパシング)を軽減する方法だということを知っている」

「ブラックリー(メルセデスのファクトリー)では、現象を理解し、実際にそれを制御できるかどうか、マシンの設計によってそれを解消できるかどうかを理解するための作業が多く行なわれている。そしてトトが話している”鍵”を見つけるために、マシンに適用できる空力ソリューションがあるかということを考えている」

「現実的には、一度に全てが解消できる大きな瞬間があるわけではなく、段階的にアプローチしていくモノになると思う。ただ、励みになる兆候も見られる。すぐにマシンに新しいパーツを持ち込めることができることを願っている。おそらくマイアミということになるだろう。うまくいけば、それによってこの問題に対する進展を見ることができるだろう」

 
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