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メルセデスAMG責任者、ニュルでのフェルスタッペンの走りに驚き「彼は既に、世界最高のGT3乗りのひとりだ!」

メルセデスAMGのモータースポーツ責任者であるクリストフ・サゲミュラーは、ニュルブルクリンク24時間レースに初挑戦したマックス・フェルスタッペンの走りに感銘を受けたと語った。

#3 Mercedes-AMG Team Verstappen Racing, Mercedes AMG GT3 EVO: Max Verstappen

写真:: Red Bull Content Pool

 2026年のニュルブルクリンク24時間レースで、同レースに初挑戦したマックス・フェルスタッペン。一時は首位を走ったものの、マシントラブルにより後退してしまうことになったが、その走りをメルセデスAMGのモータースポーツ責任者であるクリストフ・サゲミュラーは大いに賞賛する。

 メルセデスは今年、ニュルブルクリンク24時間レースで10年ぶりに総合優勝を果たした。一時は1-2フィニッシュすら狙えそうな勢いだったが、首位を走っていた3号車メルセデスAMGチーム・フェルスタッペン・レーシングが、ドライブシャフトの破損で後退。これにより1-2フィニッシュこそならなかったが、代わりに首位に立った80号車メルセデスAMGチーム・ラヴェノールが、そのままリードを守り切って優勝を果たした。

「非常に激しいレースで、個人的には24時間よりも長く感じた」

 サゲミュラーはmotorsport.comのインタビューにそう語った。

「レースには、非常に興味深い局面がいくつかあった。もちろん、序盤はコンディションの変化に伴い、多くのライバルが苦戦しているのが見て取れた。我々も苦しんだが、幸運にもなんとか乗り切ることができた」

■リスクを天秤にかけた

 レースが後半に入った後、夜のスティントでは、メルセデスの3号車と80号車が首位争いを繰り広げた。3号車にはフェルスタッペン、80号車にはマーロ・エンゲルが乗り、ふたりは激しいバトルを繰り広げた。僅かに接触し、エンゲルのマシンが芝生に飛び出すシーンもあった。

 2台は走行を続けたが、この時ばかりはサゲミュラーとしても緊張したようだ。

「マックスとマーロが乗っていた時には、素晴らしいレースだった」

 そう彼は振り返った。

「私の好みからすると、少しやりすぎなところもあったけど……いいレースだった。我々は良いショーを見せたかったし、ファンの皆さんに何かお返しをしたかったんだ。それを実現できて本当によかった」

 ただ同士討ちという最悪の結末も脳裏をよぎったため、複雑な気持ちであったことも吐露した。

「レースの興奮っていうのは、誰にとってもたまらないものだ。でも最終的には、レースのどの段階で、どんなリスクを取るべきかを、常に考慮しなければいけない」

「だから私は、彼らを少し落ち着かせようと、『ゴールまではまだ長い道のりがあるぞ』と言ったんだ。でもレース自体にとってもファンにとっても、最終的には素晴らしいレースになったと思う」

 フェアな戦いだったと思うかと尋ねられたザゲミュラーは、次のように続けた。

「その場の勢いで判断するのは難しい。夜間にあのスピードで『グリーンヘル』を駆け抜けるとなると、余裕はほとんどない。だからこそ、判断するのが難しい」

「あのマシンには、GT3クラス最高のドライバーたちが乗っていた。マーロだけでなく、マックスも当然そこに含まれる。彼は世界最高のGT3ドライバーのひとりであるということをハッキリと示してくれた」

「彼らならやってくれるだろうと確信していた。しかしそれでも、レースのあの段階で、ああいうリスクを冒す必要があっただろうか? おそらく必要なかったと思うが、それでも彼らを信じていた」

 レース中には、激しいバトルは控えようというチーム内での合意形成があったようにも見えた。実際にチームオーダーは出されていたのだろうか?

「バトルをしても良いが、夜の間安全にマシンを走らせるようにというのが、チーム側の指示だったんだ」

 サゲミュラーはそう明かした。

「あまりリスクを冒さないようにと指示した。実際、我々は有利なポジションにいたんだからね」

「夜間には、5分ほどのリードがあったと思う。だから無理に攻める必要はなかった。ドライバーたちへの最重要の指示は、マシンを無事に走らせるようにということだった」

 その結果、2台とも無事に夜明けを迎えた。しかしレース残り3時間というところで、3号車フェルスタッペン・レーシングのマシンは、ドライブシャフトが破損。ガレージで修理を受けねばならなくなった。

「3号車にトラブルが発生したのは、もちろん非常に残念なことだった」

 サゲミュラーはそう語った。

「原因はまだ調査中だが、最終的には彼らが本体いるべき順位でレースを終えることができなかったのは、本当に残念だ」

■「このスポーツにとって最高の出来事」

De Max Verstappen-hype was goed merkbaar op de Nordschleife.

De Max Verstappen-hype was goed merkbaar op de Nordschleife.

Foto door: Red Bull Content Pool

 サゲミュラーは、フェルスタッペンが世界で最も有名な耐久レースのひとつであるニュルブルクリンク24時間レースで、メルセデスのマシンをドライブしてくれたことを誇りに思うと語った。

「まず第一に、このスポーツにとって最高の出来事だ」

 そうサゲミュラーは言う。

「F1のワールドチャンピオンに4回も輝いたモータースポーツ界のトップドライバーが、GTレースにおける我々の活動にこれほど大きな関心を示してくれたことは、非常に喜ばしい。彼が我々の活動にこれほど献身的で情熱的であったことは、我々全員にとって本当に嬉しいことだ」

「個人的には、彼がメルセデスAMGのブランドを選び、メルセデスAMG GT3でレースに参戦してくれたことを、この上なく嬉しく思っている」

 今後もフェルスタッペンと共に耐久レースに挑む可能性について尋ねられると、サゲミュラーはこう説明した。

「一歩ずつ進めていく。でもこれは良いスタート地点だったと思う。我々全員にとって重要なプロジェクトだったが、準備期間はあまり長くなかった」

「今後も何かあるだろう。でも現時点では、具体的なことは何も決まっていない」

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