F1

今まではクルマだけどクルマじゃなかった? メルセデスF1、シミュレータ上の2024年マシンから「2年ぶりにクルマらしい感触」

メルセデスF1のトト・ウルフ代表は、チームの2024年マシンがシミュレータドライバーから「2年ぶりにクルマらしい感触を得た」と報告を受けたことを明かした。

Filip Cleeren

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公開日時: 2024/01/16 22:35

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Lewis Hamilton, Mercedes F1 W14

 メルセデスF1でチーム代表を務めるトト・ウルフは、2024年マシンW15をシミュレータ上でテストしたドライバーから、「2年ぶりにクルマらしい感触を得た」とポジティブな報告を得たと明かした。

 メルセデスは2022年にテクニカルレギュレーションが変更されて以降、独自のコンセプトとも言える極小のサイドポンツーン”ゼロポッド”を貫いてきたが、圧倒的な強さを誇るレッドブルを前に太刀打ちできず。2023年のモナコGPでこのゼロポッドを継続することを断念し、レッドブル型のダウンウォッシュと呼ばれるサイドポンツーンを採用することになった。そして2024年用マシンW15も、大きく刷新されたモノになっていると言われる。

 メルセデスは2023年シーズン、コンストラクターズランキングでフェラーリを抑えて2位を獲得したが、2024年に目指すはもうひとつ上のタイトル。テクニカルディレクターに復帰したジェームス・アリソン主導のもと、シーズン開幕に向けてW15の準備が進められている。

 デイリー・テレグラフ紙の取材に応じたウルフ代表は、メルセデスでシミュレータドライバーを務めるアンソニー・デビッドソンから、レギュラードライバーのルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルから予測不能と酷評された従来マシンよりも、感覚がはるかにまとまっているというポジティブな報告を受けたと明かした。

「彼は(シミュレータで)メルボルンをドライブしたが、『2年ぶりにクルマがクルマらしくなった』と言っていた」とウルフは語る。

「もちろん、これが実際のコース上での動きと相関関係があることを望んでいるが、必ずしもそうではないということを過去2年で見てきた」

Toto Wolff, Team Principal and CEO, Mercedes-AMG

Photo by: Michael Potts / Motorsport Images

Toto Wolff, Team Principal and CEO, Mercedes-AMG

 ウルフ代表は以前、残り2シーズン続く現行レギュレーション期間でレッドブルに追いつき、打ち勝つというメルセデスの挑戦を、エベレスト登頂や“逆境”と例えるなど、かなり厳しい見方をしていた。

 ただ昨年夏に2025年までの契約延長にサインしたハミルトンとラッセルのためにも、2026年のレギュレーション改訂を前に、チームが2024年と2025年を諦めることはないとウルフ代表は語った。

「我々は昨年、マクラーレンがたった1回のアップデートで大きなステップを踏み出したのを見た。我々はルイスと2年契約を結んだ。彼のためにも、ジョージのためにも、2024年と2025年に全力を尽くすことがチーム全員に課された義務だ。それは可能だと思う」

 またウルフ代表は、レッドブルやマクラーレンがピットストップでライバルより秀でた作業スピードを見せていることから、メルセデスもピットストップをはじめとする分野でも手を打っているという。そして2024年シーズンのメルセデスのピットストップは「全くの別モノ」になるだろうと語った。

「数年前に定められたレギュレーションでは、我々は非常に保守的な解釈をしていた」とウルフ代表は言う。

「他のチームが違うやり方でやっているのを見た。だから、この差を見てほしい。全く違ったモノになると思う」

 

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