メルセデス代表、リカルドの”ロケットスタート”を警戒。好調リカルドはやる気マンマン!
ミディアムタイヤでF1第7戦ベルギーGPをスタートするメルセデス勢は、4番手からソフトタイヤでスタートするルノーのダニエル・リカルドを警戒している。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
F1第7戦ベルギーGP予選でフロントロウを独占したメルセデス勢だが、予選4番手のダニエル・リカルド(ルノー)のロケットスタートを警戒しているようだ。
ダウンフォースの要求レベルが低いスパ・フランコルシャンで躍動しているルノー。特にセクター1、3で速さを発揮し、ルノーがワークスチームとしてF1に戻ってきてから最高の予選結果を残すことができた。
リカルドが4番手になっただけでなく、エステバン・オコンも6番手。上位陣に何かが起きれば表彰台獲得も十分狙える位置につけている。
メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、リカルドが上位陣にとってスタート直後の脅威になりえると考えている。ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタス、そして3番グリッドのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は予選Q2をミディアムタイヤで突破。そのため決勝もミディアムタイヤでスタートする。蹴り出しの良いソフトタイヤを履き、セクター1で速さを見せているリカルドが、ジャンプアップする可能性があるのだ。
「リカルドのクルマは本当に興味深い。低ダウンフォース仕様のクルマは、ストレートでダントツの速さを見せていた」と、ウルフは語った。
「数年前にフォースインディアが経験したような状況が発生する可能性があると私は考えている。(スタート直後の)ターン1を数台のクルマがどう通過するのか。それが戦略にどんな影響を与えるか興味深い」
リカルドは、レースペースではメルセデスやレッドブルの方が速いと考えているものの、トライすることを諦めてはいないようだ。
「明らかに、マックスとメルセデスの2台は今季、ほとんどの決勝レースで別次元にいる」
そうリカルドは話した。
「レースを通じて彼らと戦うためには、まだ何かが必要だと思う。でも僕たちはセクター1とセクター3で強力だ。だからもし、僕たちが前に出ることができれば、ここでは抑え込むことができるかもしれない」
「彼らは第2セクターではとても強いと思うけど、そこでの追い抜きはかなり難しい。だからもし彼らの前に出れたら、彼(フェルスタッペン)やメルセデスのドライバーたちのレースを難しくすることができるだろう」
マシンが好調なことに加えて、ポールシッターのハミルトンが見える位置からレースをスタートすることが、リカルドのやる気に火をつけているという。
「僕は常に、自分自身にとってのターゲットを設定してレースに臨む。自分が4番手からレースをスタートするのか、14番手からなのかに関わらず、常にある程度ポジティブに、自信を持ってレースに挑むんだ」
「とはいえ、手の届くところにポールシッターがいるのを見るのは、はるかにエキサイティングだ。そこに届くはずだと思える。だからいつも以上にファイトするよ」
「言うまでもなくポイントも重要だ。前に行けば行くほど、多くのポイントが貰える。それが全てだ」
「だけど4番グリッドは、斜め前方にポールシッターが見えるんだ。手が届く範囲にいる。もし彼がベットから立ち上がるの(グリッドからの蹴り出し)が遅れたら……予選で上位を獲得したのが役立つだろう。普通ならTVにもよく映るしね! クールだよ」
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