メルセデス、スプリント予選でチームオーダー発令の可能性を否定せず「スタートを見極める必要がある」

メルセデスのトト・ウルフ代表は、バルテリ・ボッタスとルイス・ハミルトン間のチームオーダーは、F1イタリアGPのスプリント予選レースのスタートを見届けるまで考えないと語った。

メルセデス、スプリント予選でチームオーダー発令の可能性を否定せず「スタートを見極める必要がある」

 F1第14戦イタリアGPの予選は、メルセデスのバルテリ・ボッタスが最速タイムをマークした。2番手にはチームメイトのルイス・ハミルトンが続いた。

 ただ今回のイタリアGPは、スプリント予選レースを実施するフォーマットでの開催。メルセデスはフロントロウ独占でスプリント予選レースに臨むが、ボッタスはパワーユニット交換によるグリッド降格で、決勝レースを後方からスタートすることがすでに決まっている。

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 ハミルトンは予選3番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)と激しいタイトル争いを繰り広げており、1点でも多くポイントを獲得したい状況だ。スプリント予選レース上位3台にはポイントが与えられるため、メルセデスはチームオーダーを出してグリッド降格が決まっているボッタスにポジションを譲らせ、ハミルトンの獲得ポイントを最大化する可能性がある。

 しかしメルセデスのトト・ウルフ代表は、スプリント予選レースが始まるまでは、ボッタスにいかなるオーダーも出さないと明言した。

「一般的に言って、チームオーダーを出さなければならない時というのは、難しいものだ。なぜなら我々は皆レーサーであり、そのような光景は見たくないからだ」

「ここにいる全員が、彼が実力で(PPに)いることを認識すべきだ。しかし今回の場合、バルテリは日曜日の決勝レースではかなり後ろにいることになるので、(スプリント予選の)スタートがどうなるか見極める必要がある」

「事前に話し合うことはあまりない。ただ1コーナーに向けて慎重に進み、それから彼らがどこにいるか見てみよう」

 その後、もし状況が許すなら、ボッタスにチームオーダーを出すかと訊かれたウルフは「ああ、おそらくそうするだろう」と答えた。

 ウルフはまた、ボッタスの予選でのパフォーマンスを称賛。来季のアルファロメオ移籍がイタリアGP前に発表されたことで、契約に関する懸念から解放されたことが、ボッタスの助けになったと考えている。

「彼は本当に自由だった」とウルフは語った。

「彼は(Q3での)1周目に多くのリスクを冒し、少しワイドになってしまった。それから彼は冷静に、『トウがあれば、コンマ3秒は速く走れる』と話した。だからその後、彼はトウを得てアタックしたんだ」

 ボッタス車のパワーユニットを交換すると判断したことについては、今回のイタリアGPがスプリント予選を実施するフォーマットだということが判断の根拠のひとつだったようだ。

「我々には少し懸念があった。そうでなければペナルティを受けることはなかっただろう。スプリントレースのフォーマットでは、ペナルティの影響があるのは日曜日だけなのでそれはとても良いことだ」

 
 

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